旬を楽しんで笑顔に。農家・野菜料理家 寺尾芙美さんの「旬野菜たっぷりカレー」【今日のおうちカレー #7月15日】
自然の恵みを味わう。旬野菜たっぷりカレー
寺尾芙美/農家、野菜料理家
千葉県佐倉市の「在来農場」にて、無農薬・無化学肥料で年間約200種類の固定種の野菜を栽培。“お野菜が主役になれる料理”を広めるべく、農場で育った旬野菜のおいしさを届ける農家レストラン「WE ARE THE FARM」都内6店舗のメニュー開発も担当。
旬の野菜がたっぷり入って、食べごたえ抜群。夏は元気がもらえるカラフルな野菜、冬には身体を温めてくれる根菜類など、季節に合わせて楽しんでいます。
またスパイスは、入手しやすいものを使うので、ご家庭でも簡単に本格的なカレーが作れます。大人も子供も大好きなカレーを通じて、旬を楽しみ、笑顔になれる、そんなスパイスカレーです。
〈旬野菜たっぷりカレー〉
調理時間:30分
材料(2人分)
・トマト……中2個(300g)
・玉ねぎ……1/2個(100g)
・なす……1本(200g)
・ピーマン……1個
・さやいんげん……3本
・ツルムラサキ……2本(60~70g)
・オクラ……2本
・イエローミニトマト……1個
・にんにく(すりおろし)……1/2片(5g)
・しょうが(すりおろし)……1/2片(5g)
・カシューナッツ……30g
・牛乳……50cc
・水……20cc
a. コリアンダーシード……小さじ1/2杯
a. マスタードシード……小さじ1/4杯
a. クミンシード……小さじ1/4杯
a. 赤唐辛子……1本~(お好みで量を調整)
b. クミン……小さじ1杯
b. コリアンダー……小さじ1杯
b. ターメリック……小さじ1/2杯
b. パプリカパウダー……小さじ1/2杯
・塩……小さじ1杯強
・砂糖……小さじ1杯
・バター(有塩)……15g
コツ・ポイント
野菜は素揚げに、ナッツはふやかすことで、カレーをさらにおいしく!
ポイントはふたつ。野菜は素揚げに、カシューナッツは牛乳に漬けてふやかすことです。
カレーに馴染みやすくなり、それぞれの油分がカレーをさらにおいしくしてくれます。カシューナッツがなければ、ピーナッツやクルミなどでもOK!
作り方
1. 野菜を切る
玉ねぎはスライスに、トマトは大きめの角切りにします。
また、お好みの旬野菜(今回はなす、ピーマン、さやいんげん、ツルムラサキ、オクラ、イエローミニトマト)を、食べやすい大きさにカットします。
2. カシューナッツをふやかす
カシューナッツを牛乳に漬けて、少しふやかします。
3. スパイス、にんにく、しょうがを炒める
鍋にバターを中火で熱し、(a)を入れてコーティングするように炒めます。スパイスがパチパチとはじけてきたら、にんにく、しょうがを加えて炒めます。
4. 玉ねぎ、トマト、パウダースパイスを入れて炒める
1の玉ねぎと水を加え、玉ねぎがほんのり茶色くなるまで炒めます。弱火にして、1の角切りトマト、(b)、塩、砂糖を加えてさらに全体を炒めます。
5. カシューナッツペーストを入れて煮込む
2のカシューナッツと牛乳をミキサーでペースト状にし、4に加えて5分ほど煮込みます。
6. 野菜を素揚げして煮込む
1でカットしたお好みの野菜を火が通るまで素揚げします。揚げ終えたら5に加え、野菜が崩れないように全体を混ぜて、さらに3分ほど煮込みます。
7. 味を調えて盛り付ける
仕上げに塩で味を調え、お皿に盛り付けます。
その土地、その季節の野菜を味わうカレー
旬の野菜をたっぷり召し上がってください。夏野菜は体温を下げ、冬野菜は逆に身体を温めてくれます。太陽の光をたくさん浴びた元気な野菜は、栄養もたっぷり!
その土地、その季節の野菜をふんだんに使って、おいしいスパイスカレーを楽しんでくださいね。
文・写真/寺尾芙美
企画・編集/macaroni 編集部