漁港直送! 都心でイカ釣りもできて話題の『イカセンター』の鮮魚グルメ5選
食楽web
新宿のビルの中にありながら、漁港などでしか食べられない“透明な”イカの刺身が食べられるお店があるのをご存知ですか? 鮮度抜群どころかテーブルに運ばれてきてもまだ動いているという新鮮さ。看板メニューのイカをはじめ、魅力的な魚が揃っています。
そこで、今年一年の始まりに食べるにふさわしい鮮度抜群のお魚とグルメを紹介します。
透明感抜群の看板メニュー「イカ」
この透明なイカ刺しを都内で食べられるとは!「活き烏賊のお造り」3200円
『イカセンター』に行ったら絶対頼んでおきたいのがイカメニューですが、中でもおすすめは「活き烏賊(イカ)のお造り」。しかも、「活き烏賊のお造り」を注文すると、店内にある“イカプール”でイカ釣りができるんです。
この日の「活き烏賊のお造り」はスルメイカ。価格は時価で、この日は中サイズで3200円。コリコリしたこの食感はほかではなかなか食べられません。しょうが、わさび、塩、レモンと好きな味で食べられますが、イカの甘みや旨みがダイレクトに感じられるのは、やっぱり塩。足の部分は小皿に取って醤油をひと回し。足たちが躍り出します! 同伴者を驚かせるのもよし、動画を撮るもよし、盛り上がること間違いなし。
イカ刺しに合う日本酒と一緒に
少し経つとイカの色が変化しますが、実はこの“変りかける”タイミングも美味しいポイント。食感がいいのは透明なときですが、白っぽくなってくると旨みが増すそう。
そして、そのときにおすすめなのが肝醤油。濃厚な肝とイカの旨みの相乗効果でお酒も進みます。ちなみに、「活き烏賊のお造り」におすすめの日本酒「竹葉いか純米」(1000円/1合)を合わすのがおすすめ。
幻の深海魚「エンザラ」
千葉県館山の港を中心に各地の漁港から新鮮な魚介が届けられる同店。漁港直送だからこその珍しい魚に出会えるのも魅力です。その一つが「エンザラ」。そんな魚、聞いたことがないという人も多いと思いますが、幻の深海魚といわれている魚です。
見た目からは想像できない上品な料理に変身
脂ののった身は絶品。深海魚なのでなかなか獲ることができず、港町でしか食べられないレアな魚で、幻の魚といわれています。ただ、骨が多くて食べにくいことから、塩焼きや煮つけ、骨の周りの身を“ひっかいて”食べるぐらいしか食べ方がなかったそう。それを『イカセンター』では、独自に開発した骨切りの技法で刺身やにぎりなどにして提供しています。
「炙りエンザラの握り」4貫1200円~。身は炙ることで程よく脂が落ちて絶品に
鱧の骨切りのように「エンザラ」を骨切りして食べやすくした「炙りエンザラの握り」。長崎の農家で手作りしているという柚子胡椒でいただくのがおすすめ。風味もよく爽やかな辛さが、脂ののったエンザラと相性抜群です。
「炙りエンザラの刺身」1280円~。脂がのっているので、わさびをたっぷりのせるのがおすすめ
「炙りエンザラの刺身」は、柚子胡椒でも美味しいのですが、わさびをたっぷりのせて食べるのもおすすめ。料理長の手作りぽん酢でさっぱりといただくのもアリです。脂が上品なのでどの調味料ともマッチします。
お酒を飲むなら、純米大吟醸の「紀土」(3980円/四合瓶)。こちらでは料理に合わせて日本酒を提案してくれるので、日本酒好きなら予算の許す限り、ぜひ合わせて楽しみたいですね。
「エンザラの蒲焼」980円~ ※釣果によって変動する場合あり。ふっくらした身の食感に驚く
もう一品は「エンザラの蒲焼」。甘辛い味付けで、炙りとは違ってふんわりした身の柔らかさを感じられる上品な一品。こちらには純米大吟醸の「荷札酒 備前雄町 純米大吟醸 槽場汲み・瓶火入れ」(4980円/四合瓶)がおすすめです。
冬だけの贅沢天然「カワハギ」
「天然カワハギの肝刺し・刺身」2980~円。肝の甘みもたまらない
今の季節、イチオシなのが「カワハギ」。上品な味わいの身を肝醤油で食べる贅沢な冬だけのスペシャルメニュー「天然カワハギの肝刺し・刺身」は、カワハギの身と肝、湯引きした皮の部分が味わえます。
肝ぽん酢をたっぷり絡ませてたべよう
この透明な身は冬の味覚。「カワハギ」の肝をぽん酢で溶かして肝ぽん酢を作り、絡めて食べれば、旨い以外の言葉が見つかりません。
食べられたらラッキー!身が厚く、ふっくら食感の「黄金アジ」
「黄金アジフライ」時価
「黄金アジ」と書いて“きあじ”と読む、都内ではほぼ食べられない至極の一品。千葉県館山・南房総の栄養豊富な海で育つ“根付き”のアジは、旨みと脂がたっぷりのり、体色が金色に輝きます。
一本釣りのため、身に傷がつかず鮮度が保て、青魚特有の臭みもありません。旬の夏を越えて大きく育ち、脂がのった肉厚なアジのふんわりとした身が味わえる贅沢な一品です。
アジとは思えない驚きのサイズ感
入荷があった時だけのスペシャルメニューで価格も時価。この日の価格は1500円。アジフライとしては高いと感じるかもしれませんが、このサイズ感と、ホクホク、ふわふわな柔らかい身を食べたら「安い」と言ってしまうかも。アジフライの概念を覆す味です。
冬の味覚の代表格「寒鯖」
「寒鯖と下仁田葱のしゃぶしゃぶ」1人前1600円。旬の寒鯖に合わせる日本酒は「鯖光る」
そして、冬に美味しい魚として忘れてはならないのが「寒鯖」。おすすめしたいのが、「寒鯖と下仁田葱のしゃぶしゃぶ」。サバの骨と梅昆布茶を使った出汁にスライスした下仁田葱を入れ、サバをしゃぶしゃぶして巻いて食べる一品。シャキシャキのネギと程よく脂の落ちたサバ、自家製ぽん酢が三位一体となって、口の中に旨みが広がります。
寒鯖でネギを巻いて、ぽん酢に付けて食べよう
その他にも、にんにくの風味とサクサクの衣がビールにも合う「寒鯖のニンニク竜田揚げ」(980円)や、シンプルに寒鯖の旨みを味わえる「寒鯖の塩焼きたっぷり生姜」(小1280円、大2480円)など、様々な寒鯖料理が味わえるのは今だけ。
1月からは寒鯖尽くしの「寒鯖コース」がスタート(写真はイメージ)
そして、これらの料理を食べられる「寒鯖コース」(要予約・2名~)が1月からスタート。飲み放題が付いて5000円とリーズナブル。看板メニューの「活き烏賊のお造り」を付けたり(+1500円)、飲み放題の内容に日本酒10種+焼酎を追加(+2000円)したり、アレンジも可能です。
都心にいることを忘れてしまうほど、多彩な魚料理が食べられる『イカセンター 新宿総本店』。新鮮で美味しい魚を食べるには、港に行かなくてはならないと思っていましたが、新宿でよかったんですね。いか釣りができるのは、新宿総本店と上野店のみ。今年はいろいろな意味で寒い冬になりますが、そんなときはぜひ美味しい魚料理を味わってみてください。
●SHOP INFO
店名:イカセンター 新宿総本店
住:東京都新宿区西新宿7-10-13 ガイアビル4・5F
TEL:03-3366-2600
営:月~土17:30~23:00(L.O.22:00)、日祝15:00~22:00(L.O.21:30)
休:12/31、1/1
※営業時間については、新型コロナウイルス感染症の拡大状況等の社会情勢によ
り、変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。