(Credit: ispace Twitter)


日本に本社を置く宇宙スタートアップ企業「ispace」は、アメリカの新オフィスの所在地としてエンジニア人材が豊富なコロラド州・デンバーを選定したと発表しました。また、ispaceが開発を行う新型月面ランダーの設計に、アメリカの民間宇宙企業SpaceX社でキャリアを積んだカーステン・オニール氏を採用。カーステン・オニール氏は、SpaceX社でファルコンロケットの新型機導入の現場主導を含んだ7年間のキャリアを持っています。


ispace社は、日本初の民間主導による月面着陸を2022年に目指しています。「月面着陸」と「月面探査」の2つのミッションを行うプログラムである「HAKUTO-R」を2022年と2023年に実施予定です。この計画で使用されるランダーとローバーはSpaceX社のファルコン9ロケットで打ち上げられる見込みとなっています。また、8月には約30億円の資金調達を行い、それにより合計135.5億円の資金を調達したことになります。


 


Image Credit: ispace Twitter
Source: ispace  プレスリリース
文/出口隼詩