火曜夜に行われたチャンピオンズリーグGL第2戦ミッティラン戦では、最終的にリヴァプールFCは2−0と快勝をおさめることにはなるのだが、しかしながらユルゲン・クロップ監督としては決して素直に喜べる試合にはならなかった。前半28分にファビーニョが、自陣のペナルティエリア内にてスプリントへと入ったところで負傷。そのまま交代を余儀なくされており、指揮官はその「ショック」を隠そうとはしなかった。おそらくそれはリヴァプールファンの総意でもあるだろう。

 リヴァプールの守備の要として絶対的存在となっていた、フィルジル・ファン・ダイクが長期離脱へと入り、さらにジョエル・マティプも欠場していることから、本来はボランチを本職とするファビーニョは、センターバックとして起用。だが今回の負傷によりクロップ監督は、更なる対応を求められることに。すでにCL2試合では昨季前半戦では6部にレンタルしていた19才、リース・ウィリアムズが2試合で出場しているところであり、しばらくこの状況は続く見通し。
 
 一方でファビーニョの負傷の度合いについては、水曜日にも検査の結果で明らかとなるだろうが、「彼は大腿に違和感を感じており、それは決して良い兆候ではないよ」と、クロップ監督は肩を落とす。「プレーを続行することはできたが、スプリントができなくなったと言っていた」なおマティプが土曜夕方開催のウェストハム戦までに間に合うかどうかについては、指揮官は明言を避けた。

 リヴァプールに残されたその他のオプションとしては、ジョー・ゴメス、18才で非常に経験の浅いセップ・ファン・デン・ベルフ、そして元シュトゥットガルトのナタニエル・フィリップスだが、ただ後者2選手についてはチャンピオンズリーグのメンバー登録から共に外されている。