【ニッポンのおいしい、いただきます!】ビールの里・遠野の『ホップシロップ』

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おいしいモノが大好きなおうちごはん編集部とその仲間たちが、日本全国のおいしいモノを発見する企画『ニッポンのおいしい、いただきます!』。今回ご紹介するのは、岩手県遠野市産の希少な日本産ホップを使って作った『ホップシロップ』。ハーブの一種であるホップの魅力を最大限に引き出したホップシロップのおいしさを丸ごとご紹介します。

岩手県遠野市の食材の魅力に迫ります!


食欲&物欲旺盛なおうちごはん編集部とその仲間たちが、日本全国にある「おいしいモノ」を発見していく連載企画『ニッポンのおいしい、いただきます!』。まだまだ知られていない日本のおいしいモノを紹介していきます。

今回注目するのは、岩手県遠野市の食材を使ったおいしいモノ。
ビールの原料としてお馴染みのホップを使った『ホップシロップ』をピックアップしてご紹介します。今まで知らなかったホップの新たな魅力に出会えること間違いなしです!


Vol.1『ホップシロップ』


日本有数のホップ生産地岩手県遠野市

ビールの味の決め手といわれる、ホップ
主な生産地は、穏やかな気候の北半球。北緯・南緯それぞれ35〜55度の地域が「ホップベルト」と呼ばれており、ここになんと300種類以上のホップが自生しているんだそう。

世界のホップ生産の中心は欧州と北米で、日本産のホップの生産量は世界のわずか0.2%……ものすごく希少なんです。

そんな希少な日本産のホップを生産している地域の一つが、岩手県遠野市です。


岩手県遠野市は、日本随一のホップ生産地として、半世紀以上にわたりホップ栽培を続けている、日本産ホップの栽培面積第1位を誇る一大産地。


ホップは遠野の夏の風物詩で、毎年夏になると、市内のあちこちにホップのグリーンカーテンが現れるんだそう! 想像しただけで素敵ですよね! 

遠野産のホップは、遠野にあるブルワリーのクラフトビールや、KIRINの「一番搾りとれたてホップ生ビール」などにも使用されています。



出典:https://www.kirin.co.jp

▲「ビールの里」を目指したまちづくりに取り組んでいる農業法人BEER EXPERIENCE株式会社の皆さん

農業法人BEER EXPERIENCE株式会社では、このホップ栽培とホップを活かしたさまざまな商品の開発に取り組んでいます。

彼らが思い描く夢は、採れたてホップの香りに包まれながら、ホップ生産者や醸造家と、地元でとれた食材を囲んで、遠野産ビールで乾杯すること。遠野を「ビールの里」として具現化すべく、事業を展開しています。

今回ご紹介する『ホップシロップ』も、そんなBEER EXPERIENCE株式会社の皆さんがより多くの人にホップの魅力を知ってもらおうと生み出した商品です。


醸造する町 Brewing Tono - いざ、ビールの里へ。岩手県遠野市のビールによるまちづくり。ホップはハーブの一種

ホップは、アサ科のつる性の多年草植物で、ビールの香りづけなどに使われるハーブの一種です。

日本ではもっぱらビールの原料として認知されているので、あまりはハーブとしてのイメージはないかもしれませんが、ヨーロッパでは古くから薬草として利用され、実は健康や美容への効果が経験的に知られています。


海外では、ホップは身近なハーブとして広く知られており、特にホップ大国であるドイツでは、シャンプーなどのさまざまなホップ加工品をスーパーで手軽に購入することができるんだとか。

爽やかでみずみずしい香りのハーブなので、入浴剤として利用したり、ハーブティーとして飲むのもおすすめです。


岩手県遠野産ホップ「IBUKI」

日本産ホップは、小規模農家での栽培が中心なので、生産者の目が行き届き、丁寧に栽培されていることで注目を集めています。大きな気候変動さえなければ、安定的に品質の良い、奥ゆかしい香りが特徴の日本産ホップが供給できるんだそうです。

『ホップシロップ』に使われているのは、希少な日本産ホップの中でも、遠野市で作られている「IBUKI(いぶき)」という品種です。

その最大の特徴は、華やかな香り。ドイツ種「ザーツ」とアメリカ種「ホワイトバイン」の交配から生まれた「信州早生」に改良を加えた品種であると言われています。


ホップが香る『ホップシロップ』

『ホップシロップ』は、厳選した日本産ホップ「IBUKI」とホップの風味を引き出す香辛料を絶妙な組み合わせで仕上げたハーブコーディアルです。

ハーブコーディアルは、イギリスで生まれ飲み継がれている伝統的なハーブ飲料。ハーブを抽出して煮詰めたシロップで、日本でも美容・健康志向の高まりを受けてとても注目されています。


『ホップシロップ』の特長は、華やかな香りと奥深い味わいです。

「ホップ=ビール」のイメージがあると「苦いのでは?」と想像するかもしれませんが、しっかりと甘さがあり、爽やかでみずみずしいホップの香りを感じることができる味わいです。例えるなら、まるでさわやかなハーブが香る蜂蜜のような感じ。

ノンアルコールなので、子どもから大人まで幅広く楽しむことができます。

この『ホップシロップ』は、ハーブとしてのホップの存在を多くの方に知ってもらいたいという想いと、日本産のホップをもっと身近に感じてもらいたいという想いから誕生しました。日本ではまだ馴染みの薄いハーブとしてのホップですが、『ホップシロップ』を取り入れることで日常生活でもホップがハーブの一種であることを体感することができるんです。


ホップシロップの楽しみ方


では早速、毎日の生活の中に『ホップシロップ』を取り入れたくなる楽しみ方をご紹介していきましょう!


その1:希釈してハーブドリンクで

一番ベーシックなのは、水やお湯、炭酸水などお好みの割り材で割ってハーブドリンクにする飲み方。酎ハイや果実酒、ビールなどと割ってアルコールドリンクにするのもおすすめです。

スライスしたレモンやミントとの相性も良し。
これからの時期には、お湯で割ってホットドリンクとして楽しむのもいいですね。お好みの割材で10倍に希釈して楽しんでみてください。


その2:シロップとして

紅茶の甘みづけや香りづけにもぴったり!
砂糖やはちみつよりもほんのりとした甘みがプラスされ、さらにホップの爽やかな香りが紅茶の香りを一段と高めてくれます。

またヨーグルトやかき氷にかければ、ちょっぴり大人な贅沢デザートに大変身!
パンケーキのシロップとしてもおすすめです。


その3:ホップカクテル

ジンやウィスキーなどのお酒と合わせれば、ホップが香るカクテルに。
お好みのお酒と合わせて自分のオリジナルカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

せっかくなので、今回はスペシャルなホップカクテルレシピをご紹介!

世界中のバーテンダーがしのぎを削る世界最大級のバーテンダーの大会「ディアジオ・ワールドクラス2011」で優勝した大竹学氏監修のホップシロップを使用したカクテルレシピです。


1. 氷の入った銅マグカップに、ケテルワンウォッカ30ml、ホップシロップ20ml、フレッシュジンジャージュース5ml、フレッシュライムジュース10mlを注ぐ。

2. キリン 零ICHIイチ(ゼロイチ)で満たし混ぜ合わせる。ライムの皮とローズマリーを添える。


1. ジョニーウォーカーゴールドラベルリザーブ45ml、遠野産シナノゴールド1/4個、フレッシュレモンジュース15ml、ホップシロップ20mlをミキサーにかける。

2. 材料をシェイカーに移し、バニラビターズ1滴加えシェイクする。

3. 氷を入れたグラスに注ぎ入れ、ジンジャービアー30mlで満たす。

4. オレンジの皮の上にミントの葉、遠野産ブルーベリー、テントウ虫型チョコレートを飾る。


ホップシロップでおうち時間を楽しもう


ホップの香りを最大限に感じることができる『ホップシロップ』。爽やかな香りがクセになり、仕事の合間に、一日の終わりに楽しめば、癒しの効果も抜群!

ホップの新しい楽しみ方を発見できる『ホップシロップ』は、ハーブとしてのホップの可能性と魅力を存分に感じることができる商品。希釈して飲むだけでなく、さまざまなデザートやお酒との相性もばっちりなので、おいしく楽しみながら毎日の生活の中に取り入れることできます。

他ではなかなか味わうことができないホップの豊かな香りを、ぜひ多くのみなさんに楽しんでいただければと思います。


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さて、次回は同じく岩手県遠野市で生産されている野菜「パドロン」をご紹介します。日本ではまだ馴染みが薄い野菜ですが、スペインではビールのおつまみとして定番なんだとか。

遠野産パドロンの魅力をたっぷりとお届けしますので、どうぞお楽しみに!

(text by まい姉)


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