購入枚数は全国1位 石川県民が「ビール券」を大量消費する理由
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年5月11日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県民はビール券を大量に使うという情報を取り上げていました。
ビール好きが多いのか、使える酒屋が多いのか――理由は何なのでしょうか?
石川県民はビール好き?(画像はイメージ)
奥ゆかしい石川県民の性格から
年間の都道県別のビール券売り上げ枚数ランキングを調べてみると、20歳以上の人口1人当たりのビール券購入枚数の第1位は、石川県の3.57枚。第2位の大阪府の0.82枚よりはるかに多く、断トツのトップなのです。
酒屋さんで真相を調べてみると、石川県でのビール券の使い方は、主に葬式返礼に使うとのこと。
葬式返礼に伴う「香典返し」。昔はお酒の小瓶などを送る風習がありましたが、かさばらず内ポケットに入るうえ、代理で持ち帰っても苦にならないことから徐々にビール券へとシフトしていきました。
特に能登は、香典返しにビール券を使う割合は95%くらい。酒屋には香典返しの封筒も大量に保管してあります。
能登ではデパートの商品券などは気軽に使えませんが、ビール券であれば使える場所が多いことも、ビール券が選ばれる理由です。
また、券面に金額がはっきり書かれていないのも選ばれるポイントで、県民ならではの奥ゆかしさの表れでもあるのです。
(ライター:りえ160)