一般道と高速道路、どちらの運転が好きかについてアンケートを実施。一般道4割と高速道路6割に分かれました。高速道路の運転で苦手に思う状況については、合流や分岐、単調な走行など高速道路ならではの理由が挙がってします。

「一般道」の運転が好きな理由は?

「乗りものニュース」では2020年1月1日(水・祝)から2日(木)にかけて、一般道と高速道路の運転に関するアンケートを実施。923人から回答が集まりました。


首都高速と並行している一般道の東京都道(2019年6月、乗りものニュース編集部撮影)。

クルマを運転する際、一般道と高速道路のどちらの運転が好きですか?」との質問では、「一般道」が37.2%(343人)、「高速道路」が62.8%(580人)でした。なお「高速道路」は、首都高などの都市高速道路や、暫定2車線(片側1車線の対面通行)区間を除く、片側2車線以上を有する名神高速や中央道などの一般的な高速道路を指す、としています。

「一般道」と答えた人にその理由を聞くと(複数回答)、「峠や海沿いなどいろいろな道がある」が最も多く65.0%で、続いて「風景を楽しみやすい」64.1%、「経路の選択肢が多い」60.9%、「寄り道しやすい」59.5%、「高速道路での運転が苦手」11.4%でした。「その他」6.1%では次のような理由が寄せられました。

・新店舗や閉店、街の移り変わりを感じたい(55〜59歳、男性)
・経済的(40〜44歳、男性)
・信号待ちで一息つける(50〜54歳、女性)
・自分のペースで運転ができる(55〜59歳、男性)
・高速は重大事故になりやすいので怖い(25〜29歳、男性)
・常に歩行者など周囲に気を配り、眠くなりにくい(35〜39歳、男性)

「高速道路」の運転が好きな理由と苦手に思う状況は?

 もう一方の「高速道路」と答えた人にも、好きな理由を聞きました(複数回答)。最多は「交差点や信号がない」85.5%、続いて「歩行者や自転車がいない」77.6%、「速く走れる」59.7%、「道幅がゆったりしている」45.5%、「カーブが少ない」17.8%、「道に迷いにくい」14.1%でした。「その他」3.6%の回答は次のとおりです。

・右折車や左折車がいない。駐車車両がない(45〜49歳、男性)
・サービスエリアがある(40〜44歳、男性)
・旅の気分を楽しめる(20〜24歳、男性)
・時間が読める(55〜59歳、男性)
・オートクルーズを使用できる(30〜34歳、男性)

「高速道路を走るとき、苦手に思う状況はどれですか?」という質問(複数回答)の回答結果は次のとおりです。なおこの質問のみ、「片側1車線で対面通行の高速道路を含む」としています。

・渋滞:44.2%
・対面通行区間:28.3%
・ICやJCTなどでの合流:23.3%
・ICやJCTなどでの分岐:16.9%
・夜間で照明灯のない区間:16.5%
・比較的急なカーブが連続する区間:15.7%
・長いトンネル:15.6%
・車線変更:10.2%
・長い下り坂:6.5%
・長い上り坂:5.3%
・料金所でのETC通過や支払い:3.1%

「その他」6.6%では、「風の影響を受けやすい場所。橋や海岸線など」(50〜54歳、男性)、「単調に走り続けているとき」(45〜49歳、男性ほか)、「雨で路面が光った状態」(50〜54歳、男性)、「マナーの悪いドライバーがいる時」(50〜54歳、男性ほか)、「走行音がうるさい」(55〜59歳、男性)、「高所恐怖症なので高い高架橋など」(30〜34歳、男性)、「渋滞中の料金所出た合流」(45〜49歳、男性)などの回答が寄せられています。「特にない」と答えた人は22.2%でした。

●アンケート実施概要
・調査期間:2020年1月1日(水・祝)20時ごろから1月2日(木)20時ごろまで
・調査方法:Questantのシステムを利用して調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:923