みなさんは電車に乗っているとき、こんな状況に遭遇したことはないだろうか。


わかる(橋本ナオキさんのツイッター・毎日でぶどりより)

自分が上の絵でいう「白いニワトリ」だと想定してほしい。空いた席に座ったものの、両隣の人が横に詰めすぎて自分だけが広々と座っているように見えてしまう...。「1人でスペース使いすぎ」「お前が詰めればもう1人座れる」という周りの乗客の心の声が聞こえてきそうだ。


何も悪いことはしていないのだが、気まずい(毎日でぶどりより)

この「電車あるある」を投稿したのは、漫画家の橋本ナオキさん。白いニワトリ「でぶどり」を主人公としたシリーズ漫画を投稿する「毎日でぶどり」のSNSアカウントで発表したものだ。

漫画の状況に話を戻そう。この場合、自分が詰めても1人分のスペースは空かず、移動は無意味。このまま居座り続けるか、気まずさに耐え切れず移動するか...?主人公はどのような行動をとったのだろうか。

「椅子にくぼみがないとそうなりますよね」

主人公のとった行動は「罪悪感があるから微妙に詰める」。決して1.5席分陣取っているわけではないとアピールするには、これしかないのだ。


詰めたら詰めたで大変なことに(毎日でぶどりより)

詰めて空いたわずかなスペースには、おじさんがドーン。かなり窮屈な思いをすることになってしまった。

橋本さんはツイッターで、この漫画について、

「たまに電車であるやつ(この感覚を一人でも分かってくれたら嬉しい)」

として投稿。他のユーザーからは、

「全く同じ事ありました しかもおっさんの隣空いて詰めてくれると思ってホッとしたら おっさん微動だにしなくてキレそうでした」
「わかりみが深い......3人分おきくらいに仕切り(もしくは捕まり棒?)がついてる車両ありがたいです」
「椅子にくぼみがないとそうなりますよね」

といった声が寄せられている。

座席に「くぼみ」があるタイプであればそれが目安となるが、何もなければどういう間隔で座るべきか分からなくなる――同様の経験があるユーザーは少なくない。逆に全員が微妙なスペースを空けて座っていることで「全員詰めれば何人か座れるのに」といった、もったいないケースもあるようだ。

詰められるところは詰める...その心がけは素晴らしいのだが。