甘エビって、なぜ甘いの?
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年10月23日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「甘エビはなぜ甘いのか」について調べていました。
甘エビの正式名称は「ホッコクアカエビ」といいます。なぜ、「甘エビ」とまで言われるまで甘くなるのでしょうか?
甘エビのおいしさの秘密とは
トロリとした粘り気がポイント
この時期になるととっても美味しい「甘エビ」。北陸のお刺身には欠かせませんよね。
お刺身の盛り合わせには必須なので、不漁のときなどには、市場で値段が10〜15倍に跳ね上がることもあるそうです。それくらいみんな大好きな食材です。
なぜ、甘エビとまで言われるのか、番組がその秘密を調べました。
まず、エビは日が経つと味が変わっていきます。
採れたてのエビはプリプリで弾力感のある食べ応えですが、一日経つとトロっとした感じで濃厚な甘さが味わえます。
これは、タンパク質の分解酵素が関係しています。死んでしばらく経つとその酵素が自身を分解し始めるのです。この分解酵素を多く持っているのが、ホッコクアカエビということなのです。
タンパク質が分解され始めると粘り気が出で、そのトロミ成分が旨味を引き立てているのです。
旨味成分自体は、他の魚よりも少ないのですが、自身が分解されてできるトロミ成分が、甘みを増して食感をよくしているのです。
甘エビのうまさの秘密は、意外な成分にあるのですね。
(ライター:りえ160)