テレビの前で見ているだけなのに、どうしても熱が入ってしまうスポーツ観戦。だが、周囲への配慮が欠けていると、思わぬご近所トラブルを招いてしまうかもしれない。

今回紹介するのはXさん(女性)のエピソード。新たに購入したマンションに移り住み、新生活に心を躍らせていた矢先、上階から凄まじい罵声が聞こえてきたという。

どうやら、上階の住人が自宅テレビで野球を観戦している模様。度を超えた罵声にXさんも次第に疲弊し、幸せな新生活が一変...。

野球の応援が激しすぎて...(画像はイメージ)

「何やってんだぁ!」と罵声

10年住んだマンションを売って新しく広いマンションを買った時のことです。

引っ越しが終わったその日の夜ご飯。新しい家でワクワクしながらご飯を食べていると、どこからか、

「何やってんだぁ!」

という大声が聞こえ、30分以上断続的に続きました。

その時はたまたまかな?今日だけのことだろう?とあまり気にしていなかったのですが、翌日も同じ頃の時間にやっぱり同じような大声が聞こえてきます。

どうやら、すぐ上の住人が野球の応援をしていたようです。キッチンにテレビを置いて窓に向かって座り、大声を出していた模様。口汚く罵る声にイライラが募りました。

主人はその時間にいないことが多く、私が相談しても、

「たまに聞こえるだけでしょう?俺はあんまり気にならない」

と言われてしまいました。私としては、夕食の時間に突如として始まる罵り声のせいで息子と2人の食事時間が楽しくなくなり、息子に聞かせたくない汚い言葉と気に障るバカ声に本当に嫌気が差していました。

それでもせっかく買ったマンションです。私はずっと悶々としていました。

ですが、上の住人の罵り声をきっかけにして、当初不動産屋に「南向き」と言われていたのに正確には方位が南西だったり、一番近いスーパーの魚はほぼ腐っている感じであったりと、引っ越してからのいろいろな嫌な部分が目につくようになっていきました。

3か月後、ストレスの限界を感じ、主人にこのマンションに引っ越してからの不満を伝えると最終的に大喧嘩になってしまいました。その時に2人で出した結論は「離婚」です。

1週間経って、もう1度主人と話し合いました。私がどれだけこの家が嫌か、感情的にならずに説明しました。すると、ようやく主人も理解してくれて、とりあえずこの家をすぐ出ようと言ってくれました。

結局、売りました。たった半年しか住んでいない嫌いなマンション。あの罵り声を今も住人が聞いていると思うと申し訳ない気もしますが、あんなマンション無料でも住めません。

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