「白いカキフライ」広島で爆誕 なぜ茶色じゃない?その秘密は...
[みみよりライブ 5up−広島ホームテレビ]2019年9月12日放送「5up!NEWS」のコーナーでは、広島で新たに誕生した「白いカキフライ」を紹介していました。
12日、県庁で発表された白いカキフライ。普通のものと比べると、その白さがはっきりとわかります。
これが「白いカキフライ」
「牡蠣食う研」が開発
実はこのカキフライ、あるチームが開発したものなんです。
その名も、「牡蠣食う研」。広島を、世界一美味しく牡蠣が食べられる街にするために、結成されたということです。メンバーは、牡蠣の生産者やフードプロデューサーなど、様々な分野のスペシャリスト11人。
牡蠣の生産量・消費量とも日本一の広島県ですが、ある課題がありました。
「実は、広島県民は観光客に牡蠣をあまり積極的に勧めていないという問題です」(湯崎英彦知事)
県の調査で、広島観光で何をすすめるかを聞いたところ、1位の宮島が4割近くなのに対し、「牡蠣を食べる」は1.7%とかなり低いものになりました。
県民の持つ、牡蠣への意識改革をしようと、第一弾として開発されたのが白いカキフライです。
レポーターの方は、「すごくジューシー。衣の中に生の牡蠣がそのまま入っているみたい。ソースはいらないですね。牡蠣のうまみだけで十分」と、美味しさを伝えていました。
この白い秘密は、材料と調理方法にあるということです。
大崎上島の生食用の牡蠣を、糖度の低いパン粉と保温性の高いラード油で低温で揚げ、パン粉に色がつかないように調理しています。低温で揚げることで、牡蠣の旨味が外へ逃げることなく味わえるそうです。
牡蠣食う研の担当者は、「広島にしかない牡蠣、牡蠣フライを食べてもらえたらいいなと思います。きっと印象に残ると思います」と語っていました。
この白いカキフライは、早ければ11月ごろから広島市内の飲食店などで提供される予定です。
白いカキフライ、新鮮でとても美味しそうですね。
(ライター:tama35)