共和党ユダヤ連合(RJC)の定例イベントで演説するトランプ米大統領=(AFP=聯合ニュース)

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【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は6日(米東部時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と「非常によい関係」を維持しているとし、非核化交渉に向けた意思を改めてアピールした。一方で、「正しい取引(right deal)」を強調し、金委員長に圧力をかけた。

 ネバダ州ラスベガスで開かれた共和党ユダヤ連合(RJC)の定例イベントでの演説で述べた。1時間にわたる演説で、イランの核問題を厳しく批判した後に北朝鮮核問題に言及した。

 トランプ氏は「われわれは北朝鮮とうまくやっている。私は金委員長と非常によい関係を維持している」と発言。イランとは対照的に、北朝鮮に対しては融和的なメッセージを出した。

 一方、ベトナムのハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談にも触れ、非核化交渉を通じ「正しい取引」が行われるべきだと強調した。米国が提案する「ビッグディール」(大きな取引)に応じるよう北朝鮮に圧力をかける発言とみられる。