12日、NHK「グッと!スポーツ」では「レジェンド引退SP」として元日本代表・中澤佑二氏がゲスト出演。「中澤佑二 初公開!本当の理由」と題し、今年1月に現役引退を発表した同氏が、引退を決断した理由を明かした。

「もともと40歳で一つの区切りにするっていうのは、自分の中で35歳くらいから決めていた」と前置きした中澤氏は「それは40歳を超えてから自分がプレーをどこまでできるのかなって、どうなるかわからなかったので、とにかく40歳を目標にまず頑張っていこうって40歳を設定した」と続けた。

その上で中澤氏は「昨年の8月にもともと膝が悪かったんですけど、監督と色々話をした結果、オペすることになりまして、初めて人生で。その間に色々考えることが、時間が沢山あったのでその時に自分が来年マリノスのユニフォームを着て、Jリーグの舞台でプレーできるかなってイメージしたんですね。初めてできなかったんです」などと気持ちが引退に傾いた瞬間を語った。

さらに「膝の怪我を完璧に治して、昨年の最終戦10分間だけプレーしたんですけど、自分としては120%でできないなと。もう今70%くらいでしか力が出せないなっていうのを実感した」とも話した中澤氏は「(イメージしていた動きと)全く違います。自分はもっと走れると思ってたし、もっとジャンプできると思ってたんですけど、そこができなくなったって初めて実感しちゃった」と明かした。