シックな赤いドレスでしっとりと歌い上げる姿は“大人の女”の色気が

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 長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督が名付け親である演歌歌手の山口かおるが、9月2日に東京都葛飾区にある『かめありリリオホール』で、デビュー25周年記念コンサートを行った。

【写真】初めての舞台で堂々演技を見せる山口

 1部は彼女にとっては初めてとなるお芝居に挑戦。『お江戸葛飾城のかおる姫でござる!』と題した舞台は、『十津川警部シリーズ』(TBS系)などの人気ドラマの脚本を務めた横沢丈二氏が脚本・演出を担当した本格的なものだ。

「初めてのお芝居だったので、最初はどうなるかと思ったのですが、やってみて本当に楽しかった。舞台は笑いあり涙ありで、ファンの方々も喜んでくれましたね」

 と、山口は満足そうな笑顔を見せる。

ほとんどアドリブ

 また、『週刊女性』本誌でもおなじみの芸能レポーター・石川敏男氏が、なんと“かわら版売り”の役でゲスト出演。江戸時代という設定でありながら、“嵐の結婚”のウラ事情など最新芸能情報も披露し、観客の爆笑を誘っていた。

「“かわら版だ! かわら版だ!”っていうセリフで入って来た石川さんですが、そのあとはほとんどがアドリブだったんです(笑)。私もびっくりしちゃいましたけど、うまく観客を盛り上げてくれましたね」

 2部は歌をじっくり聞かせるステージ。25周年を記念した新曲『最後の恋人』とカップリング曲『恋愛小説』(8月29日発売)は、歌手・鳥羽一郎の長男である木村竜蔵氏が作曲。弟である木村徹二氏と一緒に活動している兄弟デュオ“竜徹日記”として、応援に駆け付けた。

「25周年の記念曲ですので、1人でも多くの人に聞いて頂ければと思ってます。ここまで歌ってこられたのはファンの皆さまのおかげです。また、最近、長嶋さんが入院しているという記事を拝見し、とても心配です。なんとかヒットさせて、長嶋さんに恩返しがしたいです」

 メドレーを入れると27曲も熱唱。そのセクシーなハスキーボイスに、観客は最後まで酔いしれていた。