14日に発売した3代目『RAV4』を紹介するトヨタの渡辺社長(撮影:吉川忠行)

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トヨタ自動車<7203>は14日、東京都豊島区の同社ショールームで、小型SUV(スポーツ多目的車)の3代目『RAV4』を同日から発売すると発表した。

 同車は、乗用車感覚の5人乗りSUVとして1994年に誕生し、都会的なデザインを強調した2代目を2000年に発売した。これまでに40の国と地域で、200万台販売した実績を持つグローバルモデルのひとつ。発表記者会見で、渡辺捷昭(かつあき)社長は「国内SUV市場の活性化にさらに貢献したい」と意欲を示した。

 既存モデルより一回り大きい新型車台を採用し、広めの荷室など居住性や使い勝手の良さを追求。ミニバンを購入するファミリー層の取り込みを狙ったという。エンジンは、排気量2.4リットルの直列4気筒2AZ-FEガソリンエンジン、トランスミッションは低燃費とキビキビした走りを実現するSuper CVT-i(7速シーケンシャルシフトマチック)を搭載した。

 税込価格は2WD(FF)で197万4000円から216万3000円、4WDで218万4000円から247万8000円。国内の月販目標台数は2000台。「世界ナンバーワンSUVを目指して、グローバルモデルとしての地位を確固たるものに」(渡辺社長)と、来年1月から海外市場にも投入。年間の世界販売台数は30万台(北米16万台、欧州10万台、その他4万台)を見込んでいる。【了】

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