がんの元になる細胞が拡大する仕組み解明
研究グループは、前がん細胞と正常細胞の面積争いを計算機でシミュレーションした。隣接する細胞同士の接着ネットワークで、正常細胞が死ぬと配置変換が起きた。前がん細胞の面積拡大に有利な配置換えを重ね、正常細胞が失われた部分を前がん細胞が占有した。
次にショウジョウバエの体の表面に前がん細胞を生じさせて顕微鏡で観察。シミュレーション同様、細胞の隣接関係が繰り返し変換され、数百個の正常細胞が排除され前がん細胞へ入れ換わった。従来考えられていた、前がん細胞が正常細胞より速く分裂して面積を拡大するという推測が誤りとわかった。
