【おうちごはんインタビュー vol.21】@koko4153 さん

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日々のおうちごはんをインスタグラムに投稿し、ご自身の世界観を発信している方にお話を聞くおうちごはんインタビュー。今回は、お魚をふんだんに使ったおいしそうな料理や、手作りの竹の器などを使った美しい盛り付けが目を引くkoko(@koko4153)さんにお話をお伺いしました。

手作りの竹の器もすてき。kokoさんの釣魚料理はまるでアート!


プロフィール

koko

美容関係の仕事に従事。

岡山県在住で夫と二人暮らし。
投稿は主に昼食で、仕事の合間に料理をして、ときどき夜のおつまみも作ります。
休日には釣った魚をさばいて投稿することもあります。
インスタグラムのアカウント名のkokoは愛猫の名前から。
趣味は料理、釣り、ゴルフ、旅行。手早い料理が得意です。

インスタグラムアカウント:@koko4153


koko(@koko4153)さんのインスタグラム

――いつも美しい料理の数々に目を奪われます。普段のおうちごはんはどのような雰囲気で過ごされているのでしょうか。


インスタグラムにアップしているのは主に昼食なのですが、実家で母と美容業を営んでいるので、仕事の合間に下ごしらえをして、お客さまの空いた時間にいただいています。
メニューによっては予め前夜に用意しておくのですが、大体、時短で作れる麺類が多くなっちゃいます。盛り付けて写真撮影をしたら、あまりのんびり食べている時間はないですね。その分、休日や夜はお酒を飲みながらゆっくりと楽しんでいます。



――時短でもこの美しさ……。まるでプロの料理家さんみたいです! 昔からお料理が好きだったのでしょうか?


プロだなんてとんでもありません! そう言ってくださってありがとうございます(笑)。
幼少のころから、母に代わって台所に立つことは多かったですね。母は仕事上、料理をする時間がなかなかとれなかったので。その時は、子供ながらに料理本の写真だけを見て何となく作ったり、家にある調味料で適当に作ったりしていました。必要に迫られての料理でしたが、楽しみながら取り組んでいた記憶があります。
あと、父が料理好きで、自宅に友人を招いてはよく料理を振る舞っていたんです。私も「料理=楽しいもの」という父の影響を受けたのかなと思います。



――特に作っていて楽しい料理や、得意料理は何でしょうか?


魚料理です。10年ほど前から釣りを始めまして、以来、釣った魚を料理するのが楽しくて。釣魚料理はいつも大体同じ魚種になってしまうので、飽きずにいただけるレシピを考えるのも楽しみの1つ。まるで板前さんごっこです(笑)。


――釣りはどちらまで行かれるんですか? ご自分で釣った魚の味は格別でしょうね。


船を所有している友人と瀬戸内海まで出かけます。自分が釣りに行けない時などは、友人が釣ったものをいただくこともあります。
鮮度が抜群なので、お造り、カルパッチョ、マリネなどで楽しむことが多いですね。
魚種は真鯛、鯵がメインですが、近海で釣れるフグもさばきます。
ちなみに、刺身、出刃包丁は、祖父の代から使っているものを研いで使っているんですよ。素人が研ぐので、刃はかなり傷んでいますが(笑)。


――包丁さばき、素晴らしいですね! お魚を入れた器もすてきです。器といえば、竹の器は手作りなんですよね。手作りしようと思ったきっかけは?


友人から毎年タケノコをいただくのですが、皮を剥いで下準備をしている時に、皮や竹そのものを器にしてみようと思い付いたのがきっかけです。後日、友人に竹を分けてもらえるようにお願いし、早速、器を製作しました。

竹器はそのまま冷凍庫で凍らせることができるので、カキ氷や素麺、お刺身にはぴったりだと思います。保冷力も抜群なんですよ。いろいろな使い方で、自宅に居ながらお料理屋さん風な雰囲気を楽しんでいます。




――どのお料理も実際にお店で出てきそう。そのほかの器も気になるのですが、どんなところで購入されていますか?


メーカーなどのこだわりはなく、民芸品のセレクトショップで購入しています。重ねて収納するのが難しい物も多く、食器棚の都合で最近はあまり増やせない状況です。
インスタグラムで器作家さんの投稿を見ていると欲しい作品がたくさんあって、我慢するのが大変です。



――調理器具についてはいかがでしょうか? お気に入りがあれば教えてください。


鍋1つでできる簡単料理には、深型パンを愛用しています。洗い物が少なくて済むので助かっていますね。グリルパンと呼ばれる直火対応の鍋も便利。魚焼きグリルにそのまま入れて使えるので、オーブン代わりの時短にもなります。ハンディタイプのカキ氷器もお刺身用によく使っています。



――なるほど。それでは、インスタグラムに投稿するようになったのはいつからでしょうか?


始めて4年くらいだと思います。当初は趣味のゴルフ動画や記録保存、日記代わりの投稿でした。そんな中、みなさんのすてきな料理写真をたくさん拝見しているうちに、気が付いたら私もおうちごはんをメインで投稿するようになっていました。



――普段、どういったモチベーションで投稿していますか?


家族のみならず、たくさんの方々から「いいね!」やコメントをいただけると、次回も頑張っておいしい料理を作ろう! という意欲がわいてきます。また、備忘録にもなるので、始めて良かったと思っています。



――何か変化はありましたか?


写真撮影が楽しくなりました。以前は漠然と撮っていたのですが、今では多少構成を考えています。料理に関しては、インスタグラムに残すことで丁寧な盛り付けを心掛けるようになりましたね。お料理上手な方々から勉強させていただき、レパートリーが増えたこともうれしい変化です。



――お写真も盛り付けもとってもきれいです。コツがあればぜひ教えてください。


写真は、iPhone Xで撮影しています。撮影場所はその日の気分次第。明るく撮りたい時は窓際、アンダーフォトのように暗く撮りたい時は照明を切って撮影するなどしています。撮影したものは、標準アプリの修正機能を使って好みの雰囲気に仕上げています。

盛り付けは、以前フォロワーさんから「和食の料理人の方は華道を勉強されることもある」とお聞きしたので、我流ですが、生け花のイメージで盛り付けています。気をつけているのは、立体感やバランス。海外のシェフのように、あしらいをたくさん使用した華やかな盛り付けも参考にしています。



――たしかに生け花のような雰囲気、伝わってきます! そうやってフォロワーさんから情報をいただけるなど、インスタグラムってたくさんの発見がありますよね。ちなみに最近、注目しているハッシュタグやインスタグラムごはんはありますか?


調味料のハッシュタグですかね。購入後に使用頻度の少ない調味料タグをフォローして、レパートリーの参考にしてます。バルサミコや豆板醤など……たくさんの使い道を知ることができました。注目のタグはずばり「#竹」です(笑)。食器としてだけでなく、竹の建築物や風景など、実際に訪れてみたい場所がたくさん見つかりました。


――竹、私も気になってきました(笑)。今後、挑戦してみたいおうちごはんや、気合を入れて取り組みたいメニューはありますか?


釣魚のお造りでしょうか。形にとらわれない斬新なお刺身の盛り合わせに挑戦してみたいです(笑)。あとは、野菜不足になりがちなのでおいしい野菜料理です。



――最後に、kokoさんにとって、おうちごはんとは?


主人から結婚の決め手の1つが手料理と言われたので……幸せの源でしょうか(笑)。
家族みんなが幸せになれるすてきな時間です。



おうちでこんなにも本格的な魚料理が食べられたらいいですよね。
竹の器も涼しげで、これからの季節にぴったり。かき氷やアイスなどひんやりスイーツを入れるのもかわいいですよ。ぜひ、kokoさんのインスタグラムを参考に、竹の器をいつものおうちごはんに取り入れてみてはいかがでしょうか。


koko(@koko4153)さんのインスタグラム