ホーキング博士1966年の博士論文が公開。「人々が星空を見上げ、我々の居場所について考える機会に」
英ケンブリッジ大学が、理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の博士論文をオンラインで公開しました。学術的な成果物を公開し、話題とするイベントOpen Access Weekに合わせた取り組みで、もちろん本人の許可を得てのことです。オンラインで公開されたのはスティーブン・ホーキング博士が1966年に書いた博士論文。ホーキング博士は公開にあたり「世界中の人々が星を見上げ、宇宙の中の自分たちの居場所を知るきっかけになることを願う」としています。
この論文はとても閲覧申請が多く、これまでに数百もの要求があったとされます。
ケンブリッジ大学では卒業生が論文のデジタルコピーを大学に提供するよう求めており、またそれを一般公開することを奨励しています。大学はホーキング博士が自身の論文を公開したことで、ノーベル賞クラスの研究者たちや大学の卒業生たちが、これに倣うことを望んでおり、希望があれば同じように博士論文のオープンアクセス化を実施するとしています。