広島・丸佳浩(C)KYODO NEWS IMAGES

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◆ 交流戦の全日程が終了

 6月19日、雨のため中止となっていた交流戦の残り1試合が消化され、今年のセ・パ交流戦の全日程が終了した。

 今年は広島とソフトバンクが最後の最後まで接戦を繰り広げたが、直接対決で勝ち越したソフトバンクが3年連続7度目の最高勝率チームに。リーグでは、セ・リーグも奮闘を見せたが、56勝51敗1分でパ・リーグが8年連続勝ち越しとなった。

 ここでは、3週間に渡って行われた交流戦の個人成績に注目。交流戦だけのタイトルというものはないのだが、一体どんな選手たちが活躍を見せたのか、部門別にランキングでまとめた。

 まずは投手部門から。

◆ 投手部門

<防御率>

1位 0.82 マイコラス(巨人)

2位 0.93 浜口遥大(DeNA)

3位 1.23 美馬学(楽天)

4位 1.29 ブキャナン(ヤクルト)

5位 1.35 薮田和樹(広島)

<勝利>

1位 3勝 浜口遥大(DeNA)

1位 3勝 薮田和樹(広島)

1位 3勝 黒木優太(オリックス)

1位 3勝 バンデンハーク(ソフトバンク)

1位 3勝 秋山拓巳(阪神)

<奪三振>

1位 32個 則本昂大(楽天)

2位 28個 バンデンハーク(ソフトバンク)

3位 26個 マイコラス(巨人)

4位 25個 能見篤史(阪神)

5位 24個 小笠原慎之介(中日)

<セーブ>

1位 6セーブ 増田達至(西武)

2位 5セーブ 今村猛(広島)

2位 5セーブ サファテ(ソフトバンク)

2位 5セーブ 増井浩俊(日本ハム)

2位 5セーブ 田島慎二(中日)

 8年連続の負け越しとなったセ・リーグだが、防御率のトップ5にはセの投手が4人が名前を連ねるなど奮闘。その投手陣の中でもDeNAのドラフト1位ルーキー・浜口遥大の活躍が光った。交流戦に入り、3戦全勝で勝利数はトップタイ、防御率でも0.93でマイコラスに次ぎ2位と好投が光った。

 また、オリックスのルーキー・黒木もトップタイの3勝をマーク。黒木は救援として交流戦最多タイの11試合に登板し、3勝1敗3ホールド1セーブ、防御率2.19とチームの勝ち越しに貢献した。

 奪三振数部門では、日本新記録となる8試合連続二ケタ奪三振を達成した楽天・則本昂大が32奪三振でトップとなった。

◆ 野手部門

<打率>

1位 .411 丸佳浩(広島)

2位 .396 松本剛(日本ハム)

3位 .382 武田健吾(オリックス)

4位 .361 西川遥輝(日本ハム)

5位 .358 坂本勇人(巨人)

<本塁打>

1位 9本 ゲレーロ(中日)

2位 7本 柳田悠岐(ソフトバンク)

3位 6本 ロペス(DeNA)

3位 6本 メヒア(西武)

3位 6本 鈴木誠也(広島)

<打点>

1位 23点 柳田悠岐(ソフトバンク)

2位 18点 丸佳浩(広島)

3位 17点 ロメロ(オリックス)

4位 16点 ウィーラー(楽天)

5位 15点 宮崎敏郎(DeNA)

5位 15点 ゲレーロ(中日)

5位 15点 メヒア(西武)

5位 15点 中田翔(日本ハム)

<出塁率>

1位 .469 丸佳浩(広島)

2位 .439 松本剛(日本ハム)

3位 .432 西川遥輝(日本ハム)

3位 .432 秋山翔吾(西武)

4位 .430 角中勝也(ロッテ)

<安打数>

1位 30本 丸佳浩(広島)

2位 26本 西川遥輝(日本ハム)

3位 25本 ウィーラー(楽天)

3位 25本 ロペス(DeNA)

5位 24本 坂本勇人(巨人)

5位 24本 雄平(ヤクルト)

5位 24本 柳田悠岐(ソフトバンク)

<盗塁>

1位 8個 西川遥輝(日本ハム)

2位 6個 田中広輔(広島)

3位 5個 京田陽太(中日)

3位 5個 大島洋平(中日)

3位 5個 源田壮亮(西武)

 つづいて野手部門。広島の丸佳浩が打率、出塁数、安打数の3部門でトップ。16日のソフトバンク戦では3打席連続本塁打を放つなど、大暴れだった。

 また、3年連続7度目となる交流戦制覇を成し遂げたソフトバンクからは、柳田悠岐が23打点を挙げ、打点部門でトップ。本塁打も7本で2位につけており、史上初となる2度目の交流戦MVPも見えてきた。

 さらに、盗塁数トップの日本ハム・西川遥輝、打率と出塁数で2位の日本ハム・松本剛、打率3位の武田健吾に加え、盗塁数5個で3位の中日・京田陽太と西武・源田壮亮のルーキーコンビなど、若手の活躍も目立った。