[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年4月10日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「石川県に花屋が多い」ことを紹介していました。人口10万人当たりの生花店の数が26.66軒で、1位の鹿児島県に続き第2位なのです。

花に包まれる兼六園(Happy Comeさん撮影、flickrより)

県民の方に話を聞くと、「花は玄関や部屋に飾る、おかずを買うより花を買う」と答える方がたくさんいらっしゃり、やはり花の需要が高いようです。

生け花を習う人が多い

金沢市二口町にある金沢市公設花き地方卸売市場では、週に3回、石川・富山・福井の花屋さんが集まり手競りが行われています。花き卸売市場は全国に155ヶ所あるのですが、公設で花き単独で市場があるのは珍しいそうです。

卸売市場の方は、加賀藩の時代から生け花をたしなむ文化が根強く残っているので、花屋が多いのではと話していました。

たしかに、石川県は、人口10万人当たりの生け花・茶道教室数が全国1位なのです。金沢市内の花屋さんの話では、曜日ごとにいろいろな流派の先生が花を買いに来るのだそうです。流派によって好まれる花も違い、「いつもの花を」で通じるような、かかりつけの花屋のある方もいるそうです。

そして石川県は、九谷焼、加賀友禅、和菓子などに花の絵が描かれていることも多く、伝統文化に触れ美意識の高い人が多い、という話もありました。

美しいものに敏感な石川県民。花に癒された素敵な生活を送っているのですね。(ライター:りえ160)