ユヴェントスに所属するクロアチア代表マルコ・ピアツァが、28日に行われたエストニアとの国際親善試合でひざを負傷した。重傷とみられ、ユーヴェファンを心配させている。

ピアツァは65分、相手選手からボールを奪おうとチャージを仕掛けた際に自らひざを負傷。そのまま担架で運び出された。




試合は0-3でクロアチアが敗戦。だが、インテルに所属するイヴァン・ペリシッチは、「負けたことよりピアツァのケガのほうが悪い」と、同じイタリアでプレーする同僚の負傷を嘆いた。


イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ペリシッチは「マルコの早い回復を願う。でも、重傷だろう。ピッチはひどかった」と、ピッチコンディションにも不満を表している。

また、クロアチア代表のアンテ・チャチッチ監督も「チーム全体にとって大きな痛手だった。深刻なケガのようだ」と、ピアツァの状態が良くないことを示唆した。

ピアツァは昨年夏、2300万ユーロ（約27億6000万円）でディナモ・ザグレブからユーヴェに加入。当初は出場機会を得られず、負傷による離脱もあったが、2月以降はセリエAの3試合で先発出場するなど、徐々にチャンスを増やしていた。

セリエAで前人未到の6連覇に向かうユヴェントスだが、コッパ・イタリアでも準決勝でナポリと対戦中。チャンピオンズリーグでは準々決勝でバルセロナと対戦する。夢の3冠に向けて意気込んでいるだけに、貴重な戦力であるピアツァが重傷となれば、チームにとっては痛手となる。