[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年1月24日放送では、天王寺動物園のコアラの今後について紹介されました。

画像はイメージです（Tanner Fordさん撮影、Flickrより）

多い時では10頭飼育されていたコアラも、今ではオスのアークくん10歳の1匹だけとなりました。そのアークくんが死んでしまったら、コアラの飼育を中止する計画とのことです。

コアラ飼育撤退決定の理由「人気者なのになぜ？」

人気者のコアラの飼育をやめてしまう理由は繁殖の難しさもありますが、ずばり高額のえさ代です。

天王寺動物園の牧慎一郎園長によると、天王寺動物園で飼育されている動物の中でコアラの食費が第1位、1日約80000円もかかるとのこと！ちなみに第2位はクロサイの約16000円、第3位はアジアゾウの約11600円で、コアラはその中でも群を抜いています。

コアラはユーカリの新芽しか食べない上にその中でも種類を寄り好んで量もたくさん食べるとのことで、ユーカリの安定供給の確保がとても難しいために園内の他にも特別に栽培をお願いしているのですが、霜が降りるなどのハプニングに備えて複数のところにお願いしているとのことです。

1匹のコアラに対して高額なえさ代は動物園の負担であることは確かですが、数年後にコアラが見られなくなると思うと動物園に行く楽しみが一つ減ってしまい寂しいですね。（ライター：けあるひの）