イタリア各メディアは10月31日、インテルがフランク・デ・ブール監督の解任を決断したと報じた。

インテルは10月30日のセリエA第11節でサンプドリアに0-1と敗北。ここ5試合で4敗と深刻な不振にある。11試合を終えて勝ち点14と12位に低迷し、優勝どころかチャンピオンズリーグ復帰の目標にも黄信号がともっている状態だ。

先週も解任が騒がれたデ・ブール監督だが、ミッドウィークのトリノ戦で勝利を収めると、翌日にクラブ首脳陣が信頼を強調するなど、危機を乗り越えたかに思われた。だが、サンプドリア戦に敗れたことで、再び波風が立っている。








主要メディアはすでにオーナーの蘇寧グループが解任を決め、後任には元ラツィオのステファノ・ピオリ氏を呼ぶと報じている。

長友佑都が所属するインテルは今季、開幕まで2週間を切った8月上旬にロベルト・マンチーニ前監督と決別し、デ・ブール監督を就任させた。だが、そのデ・ブール監督を解任するとなれば、失策を認めた形となる。インテルの混迷は続くのだろうか。