15歳の花嫁、出産後に死亡(出典:http://metro.co.uk)

写真拡大

今月13日、トルコのビトリス県にあるムクティ地方にある村で、15歳の花嫁が死亡するという悲劇が起こった。この若い花嫁は1週間前に出産をしており、恐らく低年齢での出産が死を引き起こしたのではないかと各紙が報じている。

デリヤBとしか知られていない名前の15歳の少女は、14歳の時に宗教上の都合により結婚させられ、1週間前に出産した。出産直後、少女は深刻な吐き気と嘔吐、頭痛を訴え病院へ行ったところ、その症状から脳出血と診断されたため11日に南東部にあるバットマンという地域の私立病院へ搬送された。

しかし13日、集中治療室での治療も虚しく少女は息を引き取った。遺体は解剖のためにバットマン地区の公立病院に運ばれた。

婦人科専門医のエイダン・ビリ医師(M.D. Aydan Biri)は、15歳という若くしての出産が脳出血を起こした直接の死因だろうと述べている。

トルコでは、3分の1の女性が18歳未満で無理やり結婚させられる風習があり、7人に1人が15歳未満で花嫁になっているという。

デリヤBの夫となる人物が何歳であるかというのはわかってはいない。現在、検察官は少女の死因を探るべく、少女の父を原告、夫を容疑者として調査を開始している。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)