ローマMFラジャ・ナインゴランが、クラブでの練習試合に出場したことへの騒動に怒りを表した。ベルギー代表の招集に応じなかったにもかかわらず、ローマで試合に出たことは、あくまでもコンディション調整のためだと主張している。

2018年ワールドカップ欧州予選を戦うベルギー代表に合流しなかったナインゴランは、ローマの練習場トリゴリアでユースチームとの練習試合に出場した。ボスニア・ヘルツェゴビナという強敵とも対戦するベルギー代表に合流しなかったにもかかわらず、ローマでは試合に出たことで、一部からはナインゴランの真意を疑う声も上がった。

だが、ナインゴランはヨーロッパリーグのアストラ戦で出場機会がなく、セリエA前節のインテル戦でも終了間際に途中出場しただけだった。コンディションが万全ではなかったからだ。だからこそ、ナインゴランは今回の練習試合出場についても、ツイッターでの声明で次のように述べている。


「ローマでユースチームとの練習試合に出場したことについて、ナンセンスなことを目にした。僕はフィジカルコンディションを整えようとしているんだ。ユースとの練習試合は、公式戦と同じ重みだろうか? 今の僕は公式戦に出られるだけの状態ではないんだ」

インターナショナルウィーク後、ローマは15日のセリエA次節で強豪ナポリと対戦する。首位ユヴェントスに勝ち点5差をつけられている3位ローマにとって、勝ち点1差の2位ナポリとの試合は重要な大一番だ。ナインゴランはこの一戦に万全の状態で臨もうとしているのだろう。