今月7日に行われた「キリンカップサッカー2016」では、ボスニア・ヘルツェゴビナに1-2で破れ、準優勝に終わった日本代表。9月から始まるW杯アジア最終予選に向け不安を残したものの、ブルガリア戦ではW司令塔として期待がかかる香川真司清武弘嗣が好連携を見せるなど手応えもあった。

するとフジテレビ「スポーツLIFE HERO'S」(12日放送分)では香川と清武の対談を放送。まず最初の話題は、清武のリーガエスパニョーラ・セビージャへの移籍から。

「旬な男なんで」という香川に続き、「一番と言っていいくらいレベルが高いリーグだと思う。そこにチャレンジできるのは光栄です」と切り出した清武だが、「試合に出ないと意味ないので絶対ポジションを取る気持ちで行きたいと思います」と静かな口調ながら強い決意をうかがわせた。

また、今季のベストゴールを訊かれた二人は、香川が4月のシャルケ戦(第29節)におけるループシュートを、清武は昨年9月のヴォルフスブルク(第7節)戦における胸トラップからのボレーシュートを挙げた。

香川のゴールについて、清武は「僕だったらパスしていた」と苦笑い。香川自身は「ウォーミングアップで最後にループシュートを決めてロッカーに戻った。そのイメージがあった。後半立ち上がりということで思い切ってチャレンジしようということで」と振り返り、清武の豪快ボレーシュートには「キヨらしい」と絶賛した。

その他にも、二人のコンビネーションについて、「常に(自分を)見てくれている。キヨだと自分が生きる」という香川に続き、清武も「なるべく真司君にボールを当てて。自分もリズムできるし真司君もリズムができるのかなって」と語ると、一つ年上の香川を「目指す人。セレッソの時から一緒にやってるので。真司君と競い合ってやっているので意識する人。追い付きたいし、そのレベルに行きたい」とも。

そんな二人に対し、加藤綾子アナウンサーは「アモーレ」ネタを引き出そうと質問を投げかけた。すると清武は「アモーレという言葉はすごいいいと思うんですけど、皆使い方分かってるのかなと思って。アモーレって言えばいいってなってる」とチクリ。

香川も「意味を履き違えているところがあるから大切な人に使ってほしい」と訴えたが、自ら長友佑都のアシストを「素晴らしいアモーレが来た」などと表現し、率先して広めたことから「僕が言うのもなんですけど・・・」と笑うしかなかった。