サンプドリアDFアンドレア・ラノッキアが現在、バカンスで日本に来ている。旅行中の一コマをフェイスブックで報告している彼だが、一部のファンは不満があるようだ。「そのまま日本に残れ」という声も上がっている。

ラノッキアは5月末、「ジャパン・タイムズ」の写真とともに「さあ、旅を始めよう」と日本への旅行に向かうことを報告。東京の街中や新幹線の車中の写真、金沢や大阪を訪れた様子も伝えている。




場所は不明だが、NBAのデトロイト・ピストンズに所属するアーロン・ベインズと出会ったようで、2ショットも公開した。

現在は大阪にいるようだ。2メートル近い長身のラノッキアだけに、腰を折りながら歩いている写真とともに、「天井の高さを見直すべきだね」とコメントしている。

ラノッキアの投稿には「バカンスを楽しんで」「長友(佑都)と一緒なの?」といった応援コメントのほか、「マジンガーZによろしく」「ガンダムによろしく」といったイタリアで人気の日本文化と絡めるメッセージも寄せられた。

だが、少なくなったのが、「そのまま日本にいる」という声だ。中には、「ブルース・ハーパーにDFのやり方を教えてもらえ」という声もあった。ブルース・ハーパーとは、「キャプテン翼」のキャラクター、石崎君のイタリア版の名前だ。

2011年1月にインテルに加入したラノッキアは、引退したハビエル・サネッティの後継者として、2014−15シーズンにキャプテンも務めた。だが、精彩を欠き、今季はキャプテンから降格。出場機会も失い、シーズン途中にサンプドリアへレンタル移籍した。だが、新天地でも期待されたパフォーマンスを見せたとは言い難い。イタリア代表にも選ばれず、EURO出場権を逃した。

ポジティブとは言えなかったシーズンを終え、切り替えるために日本でバカンスを楽しんでいるラノッキアだけに、心ないユーザーの批判を「気にするな」と励ますファンもいる。イタリアから遠く離れた日本でリフレッシュし、新シーズンは「アレッサンドロ・ネスタの後継者」と言われたポテンシャルを発揮してもらいたいものだ。