ナポリFWゴンサロ・イグアインが14日、66年ぶりとなる偉業を達成した。ハットトリックをマークし、セリエAの年間最多得点記録を塗り替えたのである。

リーグ開幕から得点を積み重ねてきたイグアインは、4月3日のウディネーゼ戦で主審を罵倒し、さらに手を出しかけて3試合の出場停止に。この時点でシーズン30得点を達成していたが、1950年にグンナー・ノルダール氏が樹立した36得点には届かないと思われた。

だが、5月2日のアタランタ戦で2得点、8日のトリノ戦で1得点を挙げ、計33得点に。アルゼンチン出身の先輩、アントニオ・アンジェリッロ氏の記録に肩を並べる。

そして迎えた14日の最終節フロジノーネ戦。開始5分のチャンスを逃したイグアインは、前半こそ無得点だったが、後半にハットトリックの大活躍。見事、セリエAの歴史に新たなページを刻んだ。




しかも、イグアインはビューティフルゴールで大記録を達成した。FWドリース・メルテンスのパスを胸トラップすると、オーバーヘッド気味に反転しながらシュート。ボールは相手GKの頭上を越えてネットに沈んだ。


ナポリ出身の元イタリア代表ファビオ・カンナヴァーロは、イグアインの偉業に大興奮。「おめでとう」とツイートで叫んでいる。イグアインもこのツイートをリツイートした。