東京が世界に誇る“伝説のバーテンダー・デニーさん”の写真集が発売!!

2016年3月31日 23時0分

東京が世界に誇る
“伝説のバーテンダー・デニーさん”の
写真集が発売!!

2016.04.01

©STAR CHILD.

東京が世界に誇る“伝説のバーテンダー・デニーさん”の写真集が発売!!

「伝説のバーテンダー」と呼ばれる男をご存知だろうか? 渋谷の桜丘にあるオーセンティックなバー「Bar The hand」へ行けば、カウンターの向こう側に立つその男に逢える。デニー愛川氏と話したくて酒を飲みに訪れる人々は、親しみを込めて「デニーさん」と呼ぶ。

「東京のバー文化はデニーさん以前・以後に分かれる」とまで言われる。バーと言えばそれまでの主流だった格式高い気取った店や資本が投下されただけの派手な店とは一線を画す“東京独自のカルチャーを育む場所”としてのバーを、1976年の原宿に『シネマクラブ』として生み出したのが伝説の始まりだった。

以後、六本木『東風(トンフー)』、麻布『スターバンク』、芝浦『ゴールド』、青山『エルパソ』、外苑前『ハウル』などを舞台に、デニーさんは夜な夜な集う客たちが新しいアイデアやまだ見ぬ物語を興奮気味に話し合う姿をカウンター越しに静かに見つめてきた。そして数ヶ月先にはバーカウンターで描かれたいくつもの夢が、実際に形となって東京の空気を変えていった。

1979年のある夜、並べられたボトルの中に一本も日本の酒がないことに嘆き、ならば世界に誇れる日本のリキュールを作ってやろうと強く思った。孤独な試行錯誤を経ながら25年もの歳月をかけて完成させた梅のリキュール「星子」は、人間的魅力と躍動が詰まった一級の酒だ。

そんなデニーさんの写真集『Trippin’ / Danny Aikawa』が4月1日に発売される。「品川ナンバーを付けた愛車のハーレーでアメリカの大地を走りたい」と、1990年にサウスダコタ州スタージスで開催された「ブラックヒルズ・クラシックス50周年」への旅路の模様が、6000枚のポジから選りすぐりのカットで綴られている。