21日、日本テレビ「NEWS ZERO」では「高橋由伸監督 打線強化の秘策とは?」と題し、巨人・高橋由伸新監督に野球解説者・山本昌氏が行ったインタビューの模様が放送された。

その冒頭「年が明けてからほとんど動いていないので下から上がってくる階段で足がキツイ」などとおどけた高橋監督に対し、山本氏は「データを調べたら初球を振る選手の割合が非常に上がってる。監督自身が初球を振っていた。指示を出している?」とさっそく質問を寄せた。

現役時代は初球から積極的に打っていくことでも知られた高橋監督は「甘いボールはどんどん振ってコンタクトしていきなさいというのもありますし、ストライクは3球あるんだから。見逃すのではなくて振って結果を見ようと言っています」と切り出すと、「振ることでバッターは(タイミングが)合ってる合ってないだったり感じる部分が沢山ある」とも。実際、同番組ではオープン戦で巨人の初球ストライクに対するスイング率を52%と紹介(3/20時点)。昨年の公式戦では41%だった。

さらに、山本氏は阿部慎之助の起用法を提案。「阿部選手が6番とか打つと、すごい嫌な打線だと思う」と話すと高橋監督も「私の理想は7番くらい。相手も嫌だろう」と返答。今季の目標を訊かれれば「野手に関してはピッチャーとの1対1の勝負で強い選手になってほしいというのはずっと言ってる。一人でも多くの選手がキャリアハイの数字を出してくれることが一番」と意気込んだ。