「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」略して“ハピクロ”。ももいろクローバーZと一緒に、家族をつなげる幸せのクローバー”ハッピー・クローバー”を探していく番組です。

毎週日曜日、様々なハッピー・クローバーを持った先生たちが登場して「○○学」と題したアカデミーを開講してくれます。

3月13日は、「社会人必須!大人のマナー学」のハピクロ・アカデミーを開講。エレガント・マナースクール学院長・平林都さんをお迎えして、「言葉遣いのマナー」「行動のマナー」について、教えてもらいました。

(ももいろクローバーZがパーソナリティをつとめるTOKYO FM「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」3月13日放送より)

かなこ:先生は初対面の人と会う時に、どんな所を見ていますか?

平林先生:身だしなみ! 次に笑顔! 次に言葉遣い! 次に動き!

しおりん:すごいチェックされてる〜!

れに:初対面の私たちはどうですか?

平林先生:笑顔があって素敵ですね。

かなこ:お会いするにあたって、映像を見させていただきました。

厳しい面があって……ちょっと緊張してます(笑)。



しおりん:うちのリーダーが、「マナーを学びたい!」と言っていたので、ビシバシお願いします!

平林先生:皆様もご一緒にね(笑)。

しおりん:マナーって、年齢によって違いはあるんですか?

平林先生:TPOがありますけど、こだわって若い人がすると堅苦しくなるかもしれないですね。

多少くずれてもいいと思うけど、場所にもよりますね。

あーりん:私たちは、いま19歳から22歳の間のメンバーなので、まだ遅くないですか?

平林先生:全然遅くないですよ。

かなこ:4月まであと半月ありますから、新社会人の人も、今日からすぐ実践していけば絶対に役立つはずです!



──平林先生に学ぶ、「社会人必須!大人のマナー学!」

”言葉遣いのマナー”

平林先生:マナーを語る上で、重要なことは言葉遣いですよね。

皆様の言葉遣いをチェックしていきます。

まずは、お客様との会話での言葉遣いに致しましょうね。

ももクロ:はい!

平林先生:例えば、自分が会社にいる時に、取引先から上司宛ての電話が掛かってきたとします。

あいにく上司は、外出していて不在です。

会社の行動予定表には「5時」と書いてあります。さて、あなたはどう伝えますか?

しおりん:私たち会社に勤めているわけではないから、なかなか使う機会がないよね。

平林先生:そうだよね。でも、新人はみんなそうですからね。

それでは話を受ける社員の役を百田さん、取引先の役を玉井さんにお願いできますでしょうか。



<プルルルルルルーーーー!>

社員百田:はーい、お電話ありがとうございます。

ハピクロ商事の百田と申します。

玉井部長:すいません、わたくし、玉井物産の玉井と申します。

あの、佐々木部長はいらっしゃいますでしょうか?

社員百田:すみません、いま佐々木は席を外してまして、5時頃戻る予定なのですが。

玉井部長:かしこまりました。それでしたら、5時頃にもう一度お電話させていただきます。

社員百田:いえ、こちらから、佐々木が戻りましたら、かけさせていただくような形でもよろしいでしょうか?

玉井部長:本当ですか? よろしいですか。それでは、お電話お待ちしております。よろしくお願いします。

社員百田:よろしくお願いします。

玉井部長:失礼しまーす。

かなこ:先生、どうでしたか?

平林先生:まず、出来てなかったところを言っていきましょう。

「頃」というところですね。

「5時頃」ということは、いい加減な言い方になります。4時半なのか、5時半なのか? 曖昧でビジネスにはなりませんね。

ですから、「5時前後には戻るかと」ですね。

あーりん:なるほど「かと」!

平林先生:それと、「かけさせていただく」って、”別におたくだけが仕事場ではないわ”ってことになりますよね。

「本当ですか?」は、「嘘なのか!?」って聞きたくなります。

そして、「失礼しまーす」って、か〜わ〜い〜い〜! ぶりっ子し過ぎって感じですね(笑)。

れに:やばい! 先生がエンジンかけてきた(笑)。



しおりん:一文字だけでも印象が変わってきちゃうんですね。

平林先生:「失礼します」という電話の切り方も、「致」が入るだけで違うのね。

「失礼致します」には無言の一礼が入ってる、メリハリが違いますね。

続いては、こんな場合ですね。会社に戻ってきた佐々木部長に、不在中、玉井物産の玉井部長から電話があって、佐々木部長が5時に戻ることを伝えたら、「5時頃かけます」と言った、そのことを部長に伝えてみましょう。

しおりん:同じ社内での上下関係っていうことですね。これも難しいな〜。

平林先生:電話を受けた社員の役を有安さん、佐々木部長の役を佐々木さん、お願い致します。

社員有安:佐々木部長、いまちょっと時間大丈夫ですか?

佐々木部長:おう! なんだ?

社員有安:先ほど、玉井物産の玉井部長さんからお電話があり、佐々木部長が5時前後に戻ることを伝えたら、5時頃にもう一度かけ直すと仰っていたのですが……。

佐々木部長:おう! そうか!

社員有安:佐々木部長の方から、玉井物産の方にお電話をしていただきたいのですが?

佐々木部長:おう! わかった! 了解!

社員有安:よろしくお願いします、失礼致します。

ももか:ダメだ! 全然慣れてない!(笑)

しおりん:先生、いかがでしたか?

平林先生:なに言ってんだか、一個も分かりゃしない!

簡潔明瞭に言ってくれないと、「だから、どうしたらいいんだよ!」っていう感じ。

ももか:すみません(笑)。



平林先生:「玉井物産の玉井部長から電話があって、佐々木部長が、5時にお電話いただきたいという旨を、伝言致しました」こんな感じかな。

あーりん:目上の人にお願いをするときは、どういう言葉を使うのが適切なんですか?

平林先生:「お願い致します」ですね。

上司やお客様には、疑問文で言った方がいいですね。人にものを頼むときは、常に疑問文と覚えておくのが一番!

「〜していただいてもよろしいですか?」「〜お願いできますか?」と言うと、相手はすぐに動いてくれるの!

あーりん:これ、みんなメモだよ!



──”行動のマナー!”

平林先生:お仕事でお世話になっていると、お食事をする機会もあると思います。

新しいお料理が運ばれてきたのに、まだ誰も手を付けていません。

相手から「食べてください」と勧められた場合、玉井さんならどうしますか?

しおりん:これはみんなで同じ料理を食べていますか? 中華みたいな?

平林先生:そうですね。

しおりん:そしたら、先によそわせていただくかもしれないですね。

平林先生:玉井さんは早く食べる? 遅く食べる?

あーりん:玉井さんは、食べるのが遅いんですよ(笑)。

平林先生:遅いのも迷惑ね。「向こう三軒両隣」と言って、お隣の方の速度と、前の3人に合わせるっていうのが必要ね。

あと、相手が「どうぞ」と言ったら、まず「ありがとうございます」です。

次はどうする?

しおりん:「ありがとうございます」と言って、よそって待っておく!

平林先生:前の人に合わせるのも必要だけど、2回くらい断って「あとで結構でございます、お先にどうぞ」と、逆に言うべきですね。

でも、何回も相手が「そう言わないで、食べなさいよ」と言ってるのに、ずっと引いてるのは良くないですね。

しおりん:それもTPOに合わせて、様子を見ながらということですよね。

平林先生:じゃあ、食べる時には何て言う?

しおりん:「お先にいただきます」でしょうか。

平林先生:外だったら「頂戴致します」と言った方がいいですね。自分のお金じゃないからね、そこがビジネスかな。

あーりん:「頂戴致します」って言ったら、”この子、できる子だな!”って思われるよね。

平林先生:それがお仕事、プラス、自分の得になることだと思います。

それではみんなで、「いただきます」ではなくて、はいどうぞ!

ももクロ:頂戴致します!

平林先生:お名刺をいただくときも!

ももクロ:頂戴致します!

平林先生:「召し上がれ」と言われたときも!

ももクロ:頂戴致します!

平林先生:「お先にどうぞ」と言われたときも!

ももクロ:頂戴致します!

平林先生:オッケーです!

かなこ:なるほど〜(笑)。ありがとうございます!

今日の「社会人必須!大人のマナー学」はここまで!

ももか:ちゃんと教えてもらう機会ってなかなか無いから、すごくためになった。

かなこ:最後に、新社会人の皆さんに、平林先生からメッセージをお願いできますか?

平林先生:はい! 「継続は力なり」で、絶対辞めないでね!

かなこ:ありがとうございます! 今日の先生は、マナー講師の平林都先生でした!

ももクロ:先生、今日は本当にありがとうございました!



ももいろクローバーZがパーソナリティをつとめるTOKYO FM「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」。3月20日のゲストは、ゼンリンのドライブマップ「道の駅 旅案内全国地図」の編集長・守屋之克さんが登場します。

〈番組概要〉

番組名:「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」

放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット

放送日時:毎週日曜 16:00〜16:55

パーソナリティ:ももいろクローバーZ

番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/clover/