中国の研究グループが、「人造カメレオン皮膚」を開発 将来的には軍事利用も可能
まさに「カメレオン・アーミー」だ――。中国の情報サイト・煎蛋網は9日、中国の科学者が「人造カメレオン」の開発に成功、将来的には兵士が保護色で身を隠すといった軍事利用も可能になると報じた。
記事は、武漢大学の研究グループがこのほど、3Dプリンターで作ったプラスチックのカメレオンに、正方形の「電子うろこ」を貼り付けることにより、体を周囲の色に応じて変化させることのできる「人造カメレオン」を作ることに成功したと紹介した。
そして、「うろこ」は薄いガラス膜の下に、タッチディスプレイやソーラーパネルなどで透明電極として利用される酸化インジウムスズ(ITO)を用いると説明。センサーにより電流を発生させ、うろこ内部の金色の突起の間で銀色の物質を移動させることにより色を出すとした。
これまでにも「人造カメレオン」の研究は行われてきたが、それらはカラーインクを皮膚上で移動させて変色させる技術が一般的であったのに対し、この研究ではよりスピーディにかつより多くの色を表現できると記事は伝えている。
軍事利用の可能性はさておき、背景に合わせて自由自在に色を変えられるカメレオンの能力に長年憧れを抱き続けてきた人類にとっては、夢の実現に一歩近づいたと言って良さそうである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
記事は、武漢大学の研究グループがこのほど、3Dプリンターで作ったプラスチックのカメレオンに、正方形の「電子うろこ」を貼り付けることにより、体を周囲の色に応じて変化させることのできる「人造カメレオン」を作ることに成功したと紹介した。
これまでにも「人造カメレオン」の研究は行われてきたが、それらはカラーインクを皮膚上で移動させて変色させる技術が一般的であったのに対し、この研究ではよりスピーディにかつより多くの色を表現できると記事は伝えている。
軍事利用の可能性はさておき、背景に合わせて自由自在に色を変えられるカメレオンの能力に長年憧れを抱き続けてきた人類にとっては、夢の実現に一歩近づいたと言って良さそうである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)