20日、長江日報は、ドイツをはじめとする多くの国の教科書で、中国に関する内容が増えていると伝えた。写真は南京大虐殺記念館。

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2015年8月20日、長江日報は、ドイツをはじめとする多くの国の教科書で、中国に関する内容が増えていると伝えた。

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記事によると、新華社は先日、イタリアの歴史教科書が日本の中国侵略に関する記述を強調するようになってきていると伝えたが、その他の多くの国の教科書でも第2次世界大戦期の中国の歴史を重視する傾向があるという。ドイツの歴史教科書では、日本が中国をはじめとするアジアの国々に行った犯罪行為について、「多くの驚くべき暴行が発生した。アジアにおいて、日本のファシズムが中国で人間性を失った南京大虐殺を起こした。わずか40日の間に集団銃殺、生き埋め、刺殺、焼殺などの残忍な方法で殺害した平民や捕虜は30万人に達する」と記述している箇所がある。

このほか、カナダのオンタリオ州、ブリティッシュコロンビア州、ノバスコシア州の3州では、相次いで歴史教科書に日本の中国侵略に関する内容を盛り込んだ。米サンフランシスコでは、南京大虐殺や細菌戦、捕虜の強制労働などを現地の社会科の教科書に記述。カリフォルニア州ロサンゼルスでは、大戦当時、南京攻略戦などに参加した東史郎氏が日本の南京大虐殺について語った証言を教材にしている。

武漢大学人文社会科学の教授で、中国第2次世界大戦史学会の会長を務める胡徳坤(フー・ダークン)氏は、「世界の多くの国では基本的に第2次大戦期の日本の中国侵略を認めている。ただ、中国の戦争に対する大きな貢献が無視されている」と指摘。イタリアなどの国のこうした動きについては「彼らが正確な歴史観を堅持していることを示している。冷戦後、多くの西洋の学者が中国の抗日戦争における地位を再認識し、正義の声を挙げ始めている」と語っている。(翻訳・編集/北田)