【ファンキー通信】ほとばしる熱いパトスで、「アフレコ体験」してきたぜ!

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 アニメ好きならずとも「大好きなあのキャラの声、やってみたいなぁ〜」なんて、一度は思ったことあるよね? そんな良い子のみんなにはたまらない企画が、東京アニメセンター(秋葉原)で開催されてるって知ってた? そう、アニメの「アフレコ体験」ができちゃうのだ! しかも今月は大人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のアフレコができるっていうから、これは行くっきゃない・・・ということで早速、コスプレ好きの後輩(男)を引き連れて、出撃してきたぞ!

 当日、『エヴァ』の主要人物・葛城ミサト一尉(女性)のコスプレで現れた若干化け物のような後輩と共に、秋葉原UDX4階の東京アニメセンターへ。葛城ミサトが登場するシナリオは4人用だけなので、1人2役をこなすことに。スタッフの方曰く、

 「4人用は登場人物が多いしテンポも速いから、難易度はかなり高いですよ。でも(そのコスプレだし)やってみる価値は大アリ!」

 とのことだったので、俄然やる気がメラメラ。ふだん音声収録や声優さんのラジオ収録などを行っているセンター内のスタジオへ入って、まずはいろいろな説明を受ける。

 台本の持ち方や、どの位置からマイクに向かって発声するかなどを丁寧に教えてもらって、いよいよスタート。練習は全部で3回。1回目は実際の声優さんの声が入ったアニメーションに合わせて自分の声を当て、2回目は声優さんの声なしで練習。3回目にもう一度声優さんの声入りのものを見ながら、間違えやすいところや声を出すタイミングを確認し、本番だ。

 3回目の練習と本番はマイクがONになり、センター内に自分たちの声が響き渡る。スタジオは透明のガラスで仕切られているので、中は丸見え。普通に外にいるお客さんともバチバチ目が合っちゃう。

 「こ、これは恥ずかしいかも・・・。しかも相方は女装コスプレだし・・・」

 なんて不安になったが、そんな心配は無用だった。いざスタートしてみたら、セリフを追うのに必死で、映像も目に入らないぐらい。む、難しい! しかも人物の口が映っていない(後ろ向いてたりすると)と、どのタイミングでセリフを言えばいいかわからん! 

 そんなこんなで苦戦しながらも3回目には何とか形になり、とうとう本番。渾身の感情を込めて、自分は主人公・碇シンジと赤木リツコを、後輩は葛城ミサトと碇ゲンドウを熱演した! もう思い残すことなんてありませんってぐらい!!

 収録後、自分たちの声が当たったアニメーションを見せてもらえるのだが、自分が演じた“シンジ”の声が神がかっていたこと、後輩のオカマっぽい“ミサト”ボイスに昇天しそうになった。

 声優の仕事は思ったより難しかったが、己の声の変わりっぷりに爆笑できること請け合いなので、ぜひ体験してみるべし! ちなみに『エヴァ』のアフレコは好評につき、来月も開催されるんだって。(遠藤麻衣/verb)

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