食の秋、スポーツの秋、お受験の秋・・・かわいいわが子をあの有名校に!と、お稽古事に情報収集にと大忙しなママにとっては、今最も神経がピリピリしている時期なのでは? そんなママたちの悩み事のひとつが、自分たちの「お受験ファッション」なのである。

 お受験シーズンになると全国の有名デパートでは「お受験フェア」なるものが開催されている。定番ファッションのコーナーを設置するのはもちろん、中には悩めるママたちを対象にマナーセミナーを開催したり、お受験カタログを配布したりと各店で「お受験商戦」が繰り広げられている。

 とはいえ、華やかさやきらびやかさとは正反対の位置にあるお受験ファッション。地味なだけに、どう着こなしていいのかわからないママも多いのでは? 果たして“面接官ウケのいい”お受験ファッションってどんな格好なの?

 「ワンピースにジャケットというアンサンブルスタイルで、濃紺・ウール地のものが定番です。面接では近い距離でお話するので、素材の良いものを身につけることをおすすめします」(松屋銀座 販売促進課 土本さん)

 かなりスタイルが限られている様子・・・。お受験ファッションに流行はないのでしょうか?

 「今も昔もとくに変化はありませんが、色についてはグレーや黒を選ぶ方が最近では多くなっています。ただし、学校によって(色の)指定があるとも聞きますので、幼児教室の先生などから情報収集するのがいいでしょうね」(同)

 ズバリ「お受験ファッション」のポイントは!

 「やはり“知的で優しいお母さん”に見えることが大事です。ファッション面で特に気をつけることはスカート丈と袖丈」(同)

 というのも、慎ましやかに面接室へ入室しても、着席したらお膝が丸見えに・・・!なんてことはお受験面接ではご法度なのである。そういった事態を防ぐためにも、試着のときに必ず「実際椅子に座ってみることが大切」と教えてくれた。

 そのほか、アクセサリーはパールのネックレス程度のものにおさえ、指輪は結婚指輪のみ。そのほか、持参する道具や子供の身だしなみなど、細かい「決まりごと」はかなりある様子だ。う〜ん・・・お受験には情報収集力が必要なようだ。(verb/坂井あやの)