1日、広島市内のホテルで自民党総裁選への出馬表明する安倍晋三官房長官。(撮影:吉川忠行)

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安倍晋三官房長官は1日、広島市の広島プリンスホテルで開いた記者会見で、 自民党総裁選(8日告示、20日投開票)への立候補を正式表明し、憲法改正、 教育改革、イノベーション(技術革新)による経済成長などを盛り込んだ「美しい国、日本─いま、新たな国づくりのとき。」と題する自らの政権構想を発表した。安倍氏の出馬表明により、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相との主要3候補が出そろい、本格的な 「ポスト小泉」選びに事実上突入した。

 会見冒頭で、安倍氏は「若すぎるのではないか、もう少し待ったほうがいいのではというアドバ イスもあったが、国民の多くの温かいご期待を真摯に真正面から受け止め、立候補を決意した」と述べ、「特定の団体、既得権、考え方のための政治を行うつもりはない」と強調。「普通の人々のための政治を行っていきたい」と決意を語った。

 政権構想の具体的政策には◆政治のリーダシップを確立◆自由と規律でオープンな経済社会◆健全で安心できる社会の実現◆主張する外交で「強い日本、頼れる日本」◆党改革:新たな時代の責任政党のビジョン◆「戦後レジーム」から新たな船出を──などのキャッチフレーズを掲げている。(つづく

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