【ファンキー通信】ついに登場、「キムチカフェー」!?

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 韓国のニュースを見ていたら、来たる3月、韓国と日本に「キムチカフェー」なるものが初登場するらしい。ん? 全部キムチなのかよ! くさくねぇ??

 なんでも、このキムチカフェー(そもそもカフェ、じゃなくてカフェーってのは何なんだ?)は、よりキムチの普及を目指した新しいスタイルなんだとか。韓国産キムチ供給業者であるタイデザインドットコムが発表した。きのこキムチなど10種類以上のキムチやご飯などを提供するレストランで、お肉やお酒なども楽しめる。夕方以降はカラオケやプレゼンルームとしても使えるグルメ&アミューズメントスポットといったところ。一体どこにできるの! ということで、調査したものの、わからない・・・。ガックシ。

 そこで、東京にある韓国農協インターナショナル(株)の孫さんにお話をうかがってみました。

 この3月に、韓国と東京にキムチカフェーができるらしいんですけれど、ご存じですか?

 「ん? それは聞いたことがないですね。韓国では、毎日食べるものですが、あえてカフェにするとは!」(孫さん)

 なるほど・・・。ちなみに、日本と韓国のキムチの違いってあるんでしょうか?

 「日本のキムチは、ちょっと甘めですね。日本人と韓国人の味覚の違いや、賞味期限の関係で、砂糖や化学調味料が結構入っていると思います。韓国のキムチは、化学調味料の使用を極力抑えるので、自然発酵が進みやすいです。韓国人は熟成が進み、酸っぱくなったキムチもよく食べますよ。自然発酵したキムチはコクがあり、酸味もまろやかなので食べやすいんですね」(同)

 この自然発酵は、植物性乳酸菌が摂れて整腸作用にもいい影響をもたらすそうだ。

 韓国にカフェ自体は数多くあるものなんですか?

 「喫茶店は数多くありますよ。インテリアにこだわったり、落ち着いた雰囲気ともなると飲み物一杯は5000ウォン以上(日本円で500〜600円)しますし、日本のスターバックスやドトールなどよりも高いです」(同)

 このキムチカフェーって韓国では流行るのでしょうか?

 「ウーン。流行るかどうかはわかりませんが、韓国では誰もしないようなことだから、ある意味珍しいっていえるんじゃないですか? 日本でいえば、さしずめ『たくあんカフェ』『納豆カフェ』ってところでしょうかね(笑)」(同)

 このキムチカフェーは今年の春、韓国と日本を皮切りに、フランチャイズ形式で拡散していく予定だという。本場韓国のキムチをたっぷり楽しめるキムチカフェー、オープンしたら足を運んでみたいものですよね?(押木真弓/verb)