NTTドコモ<9437>は29日、同社の次世代型携帯電話サービスFOMAと従来型携帯電話のmovaの料金プランを統一した新しい料金プランを11月から導入すると発表した。通話料の課金単位を30秒に統一するなど分かりやすい料金体系を目指す。また、継続契約者については契約2年目以降の基本使用料割引率を拡大、いままで5年契約を継続すると15%割引だったものを継続契約10年で25%割引まで割引率を拡大する。これにより、新料金プランと家族割引を併用すると10年契約者では基本使用料の割引が最大50%となる。

  今まではFOMAとmovaでそれぞれ5つのプランがあった標準料金設定(FOMA基本使用料3900円‐1万5000円+税、mova3500円‐9100円+税)が5プラン(基本使用料3600円‐1万4600円+税)に統合される。旧プランは11月以降も当面存続する。同社では、ユーザーによる新プランへの切り替えが進んだ場合若干の減収となると見込んでいるが、成熟化が進む携帯電話市場で利用者の囲い込みを狙う。【了】