ドイツには強力な「緑の党」がある。福島原発事故の直後、ドイツ緑の党の支持率が急上昇し、メルケル首相が脱原発にかじを切る大きな原因になったと言われている。つまり、ドイツ緑の党は単独で政権をめざす政党とは言えないが、他党との連立などで、原発問題など環境政策に大きな影響力を持っている。日本でも環境重視のテーマ型の政党「ワンイシュー・パーテイ」がこれまで何度か試みられたが、大きな影響力を持つに至っていない