昨年MLBデビューしたヤンキース田中将大投手は後半こそ肘の痛みにより離脱したが、13勝5敗、投球イニング136・1回、奪三振率9・31、防御率2・77と、ルーキーイヤーとしては上々のスタートを切った。

ヤンキースに関する情報を集めたサイト<Pinstripe Alley>がファンによる田中投手の採点と、今年への希望などを集めたアンケートを公開している。

アンケートでは、「去年の田中を評価するか?」という質問には58%が「非常に良い」を示すA判定、次に「良い」のBは35%、「可」のCを入れると合計94%もの人が田中選手の1年目を評価する結果となった。

ヤンキースで唯一の希望だった」という総評の中でも、「後半の離脱がなければ尚良かったが、手術を受けずに2014年シーズンの最後で登板できたことで、さらなる希望を残した」と、概ね移籍が成功だったという論調だ。

投票者のコメントでは、「一年間投げれたらA+だし、田中がいればプレーオフという希望もあった」「彼がヤンキースに与えたインパクトは明らかに価値のあるものだった」といった好意的な意見が大多数を占めている。

その一方で、今シーズンに関しては「彼がMLBに適応できることは判ったが、唯一怪我の心配だけが残る」「少なくともあと2年はフル稼働してもらわないと契約金には見合わないと思う。もし今年田中がトミー・ジョン手術を受けるようなことがあれば、2016年を棒に振ることになる。それだけが心配だ」「チームが田中を休ませた判断は正しかったと思う。みんな怪我の再発を心配しているが、ヤンキースも慎重に彼を使うことになるはずだ。必要のない手術をするリスクを考えて行動して欲しい」といった、怪我の心配をするコメントが相次いでいる。