中国南京市で8月28日に行われたユース五輪の閉会式で、中国の李克強首相がレーザー光線を照射された事件で中韓両国が揺れている。中国メディアの新浪新聞は4日、韓国駐中国大使館が2日に「韓国人選手による行為か、事実を確認中」だと発表したことを紹介する一方、韓国のネット上でもさまざまな反応があると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国南京市で8月28日に行われたユース五輪の閉会式で、中国の李克強首相がレーザー光線を照射された事件で中韓両国が揺れている。中国メディアの新浪新聞は4日、駐中国韓国大使館が2日に「韓国人選手による行為か、事実を確認中」だと発表したことを紹介する一方、韓国のネット上でもさまざまな反応があると伝えた。

 記事は韓国の朝鮮日報が8月30日、ユース五輪の閉会式において「胸に太極旗がデザインされたユニフォームを着用した青年が、閉会式に出席していた李克強首相にレーザー光線を照射した」と伝えたほか、レーザー照射の証拠写真とともに「レーザー照射をした青年は楽しげに(照射しているように)見える」などと伝えた。

 続けて、韓国ネットユーザーらの反応として、「非礼な青年の行為が大きな問題に発展する可能性がある。われわれは無条件で中国に謝罪するべきだ」という声があがっていることを紹介したほか、「韓国人選手が照射したと確認されれば非常に残念なことであり、選手本人はもちろん選手の両親や政府も丁寧に謝罪する必要がある」といった声もあると伝えた。

 さらに記事は、韓国ネット上の反応は「韓国人と思われる選手がレーザーを照射した場面は中国のテレビで世界に放送されてしまったため、潔く謝罪すべき」という意見のほか、「なぜあのような人が国を代表する選手になれたのだろう」と疑問を呈す意見があると紹介。

 さらに、記事は韓国ネット上では「レーザーを照射したのは本当に韓国人だと言い切れるのか?日本人だったらどうする?」という意見もあると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)