●ゲスト:倉持由香(くらもち・ゆか) 1991年生まれ。千葉県出身。グラビアアイドル。通称「尻職人」。T167、B84・W58・H100。“巨尻”の持ち主として、自身のヒップを撮った「自画撮り画像」をツイッター(@yukakuramoti)に投稿していたところ、人気に火がついた。今年1月には「#グラドル自画撮り部」を発足させ、グラビアアイドルたちの自発的な表現の重要性と連帯を唱え、瞬く間に6万人を超える支持を得ていった。4枚目になる最新DVD「パンチュ」(Picoche)が発売中。

「巨尻」を武器に、6万人超のファンを獲得した倉持由香。「グラビア戦国時代」―AKB48、壇蜜といった美女たちが群“雌”割拠する中、追いつき追い越せと「#グラドル自画撮り部」を立ち上げ、約350名を組織した。弱冠22歳の「グラドル業界の軍師」に、天才テリーもひれ伏した!?

テリー 倉持のプロフィールの「尻職人」って、何なんだよ (笑)。でも、このキャッチフレーズでブレイクしたんだよな。

倉持 はい。

テリー ということは、胸と顔じゃ無理だったんだ。

倉持 そうです。尻しかなかったんです、私は。

テリー 偉い! ちゃんと勝負をかけてる。「尻職人」って、誰が言いだした言葉なの? 例えば「尻姫」や「尻嬢」とか「尻ガール」とかさ、もっとかわいい言葉が他にもたくさんあったはずじゃん。

倉持 私が言いました。とにかく毎日ひたすら、ツイッター上に、自分の尻写真を投稿し続けていたんです。

テリー ふむふむ。

倉持 ある朝「アレ? 私って、職人みたいだな」と思って、「情熱大陸」(TBS系)のナレーション風につぶやいたんです。

テリー 何て?

倉持 「尻職人の朝は早い」って。朝5時に。

テリー ハハハハ。

倉持 そのつぶやきから、尻職人、尻職人って言われだして。「尻女王」や「尻姫」だと、あんまり心に引っ掛からなかったと思うんです。「尻職人って何だよ?」って、どこかアンバランスな単語を入れたのが響いたんだな、と。

テリー 確かになぁ。いつからグラビアアイドルになりたいと思ってたの?

倉持 小学校2年生ぐらいから、よく漫画週刊誌を読んでいたんです。「ミスマガジン」とか、雑誌の表紙を飾る「グラドル」という存在にとにかく憧れていました。乙葉さんとか熊田曜子さんとか、小池栄子さんとか。

テリー AKB48になろうとは思わなかったんだ。

倉持 私、歌とダンスが苦手で。壊滅的なレベルなんです。

テリー どんなふうにできないの? ちょっと立ってやってみて。

倉持 エーッ! ホントにダメなんです‥‥(立ち上がって、いちおうダンスらしき動き)。

テリー それ、全然ダンスじゃないよ! ただのステップだよ(笑)。じゃあ次、歌は?

倉持 まったくダメなんです。

テリー こいつは、首を絞めたほうがいいかもわかんないな(笑)。

倉持 キャーッ(笑)

テリー どうしようもないヤツだなぁ。

倉持 だから、私は写真で勝負するグラビアしかないんです(キッパリ)。

テリー でも、グラビアはバストがないとダメだろ。

倉持のバストはどうなのよ。

倉持 いちおう、Dカップあります。

テリー ウソだな! 中に何か入れてるだろう。

倉持 入れてないですよッ(笑)。でも、グラビアをやり始めた頃は、とにかくDVDを出せなかったんです。

テリー DVD発売はグラドルの証しみたいなもんだから、競争が激しそうだよなぁ。

倉持 だからずっと「グラビアアイドル(自称)」みたいな感じだったんですよ。この世界で認められるには、とにかくイメージDVDを出すことだと思って、1年半前にいろんなメーカーさんを営業して回ったんです。でも「キミじゃあ出せないよ」ってたくさん断られて、泣いて帰りました。

テリー ありゃ。かわいそうだったんだ。

倉持 面接で、けっこうボロクソに言われて。

テリー どんなふうに?

倉持 「胸がない」。

テリー ハハハハ。今の時代、かわいくてさらに胸の大きい子って、いっぱいいるもんな。杉原杏璃みたいに、超巨乳とか。

倉持 そうなんです。だからグラドルがたくさんいる中で、差別化しなきゃいけなかったんです。「もう、私は尻しかない! 尻で行こう!」と。