韓国の人気トーク番組に、同国では「チョ・ナンカン」の愛称で親しまれているSMAPの草なぎ剛が出演し、大きな注目を集めた。番組では自身の活動や韓国への愛情を語ったほか、番組司会者の無茶ぶりにも快く応じるなど器の大きさを見せ、韓国のインターネット上ではチョ・ナンカンを再評価する声が高まっている。

7日に放送されたトーク番組で、ゲストとして招かれた草なぎは日本での活動や韓国に対する思いなどを語った。

番組の前半では、賑やかなトーク番組らしく「日韓お笑い対決」が行われ、草なぎは日本の国民的ギャグ「コマネチ」を披露した。司会のカン・ホドンに身振り手振りでコマネチを仕込むと、「テーブルの上で逆立ちできる?」というリクエストにも快く応じ、アイドルとは思えぬ芸の幅の広さを見せつけた。

番組の途中では、日韓合作演劇『ぼくに炎の戦車を』で草なぎと共演したチャ・スンウォンが登場。「チョ・ナンカンはサンナクチ(生きたテナガダコ)が大好きなんだよ」「チョ・ナンカンは僕より4歳若いけど、自分をコントロールする能力は僕より優れているんだ」などといくつものエピソードを語った。

後半は草なぎの活動に焦点を当て、役者として活動していることや、1996年から続くSMAPの冠番組「SMAP×SMAP」では芸人顔負けのコントを披露していることなども紹介された。

草なぎが数々の質問に日本語と韓国語を交えながら真摯に答えていく姿に、韓国の視聴者たちは大いに感動したようで、インターネット上には「魅力的な人だ」などと評価するコメントが集まった。

一方で、草なぎが終始笑顔を絶やさず、さまざまなリクエストに応じているのに対し、番組側はそんな草なぎの魅力を十分に引き出せなかったとして、「良いゲストを呼んだのに進行が下手」「番組は素材が生かせていない、残念」「『スマスマは何年やってる?』とかいう質問はなんなの?」などと司会者や番組を非難の声が殺到した。韓国のメディアも、「草なぎの『人間美』、番組の『無礼さ』も許す」などと伝え、外国人ゲストを生かし切れなかった番組構成を批判した。

参照:xportsnews
参照:マイデイリー

■【韓フルタイム】とは……
【韓フルタイム】とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。