ミランのDFチアゴ・シウバとFWズラタン・イブラヒモビッチの移籍に関するコンタクトは、水面下で続いている。パリ・サンジェルマン(PSG)に加えて、マンチェスター・シティも絡んでくることになった。ミランのプランは明確だ。2人とも同時に移籍するか、2人とも残留するかのどちらかだ。

『レキップ』は11日、PSGとミランのコンタクトはまったく終わっておらず、レオナルドSD(スポーツディレクター)がイブラとT・シウバの同時獲得に6000万ユーロ(約60億円)を用意していると報じていた。

アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は同日、ミーノ・ライオラ代理人と長時間にわたって話している。両者はともにコメントを残さなかった。イブラヒモビッチとPSGの合意はとても近いのかもしれない。

ライオラ代理人はガッリアーニ代表取締役との会談後、ヴィットーリオ・リーゴ弁護士を連れて、スウェーデンかオランダに飛び立った。イブラヒモビッチに直接説明するためだろう。ガッリアーニ代表取締役はミラネッロへ向かい、チームにあいさつするとともに、マッシミリアーノ・アッレグリ監督とディナーをともにして話し合った。

フランス『Rmc Info Talk Sport』は、PSGとイブラの合意はあと一歩だとしている。選手はミランの野心に疑問を呈し、首脳陣との会談を求めたそうだ。また、すでにDFマックスウェルとも話し、パリでの生活やチームについて情報を求めたともされている。

もしもミランがイブラとT・シウバを売却した場合、ガッリアーニ代表取締役はすでに代役を見出している。リストに名前が載っているのは、1月にも獲得を目指したマンCのFWカルロス・テベス。ただ、マンCは同選手の放出を望んでおらず、獲得は難しい道だ。よりあり得るのは、FWエディン・ゼコだろう。

ディフェンスでは、DFアレクサンダー・コラロフを気に入っているのは、もはや周知のことだ。買い取りオプションつきのレンタル移籍というリクエストがすでに提示されている。また、ガッリアーニ代表取締役はセンターバックとして、バスコ・ダ・ガマDFデデーの獲得に向け、コンタクトをつないでいる。代役はカリアリDFダヴィデ・アストーリだ。

中盤にも補強はあるかもしれない。目標は依然として、レアル・マドリーMFラッサナ・ディアラ。また、前線ではシエナFWマッティア・デストロにも注意を払っている。ガッリアーニ代表取締役は以前から、シエナと同選手を共同保有するジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長と話し合っているところだ。