休みボケから気持ちを切り替える3つの方法

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 年が明けて10日、そろそろどの会社も本格的に仕事が始まっているかと思いますが、なかなか年末年始の休みボケが抜けなかったり、休暇中の帰省や親せき回りでかえって疲れてしまった人もいるかもしれません。
 そうなると、仕事をしなければならないのにどうにもやる気がおこらないという状態になりがち。そんな時にどう気持ちを切り替えたり、モチベーションの上がらない時期を乗り切っていけばいいのでしょうか。
 
■「事前いいわけ」を増やす
 「いいわけ」というといいイメージではありませんが、モチベーションの低い時期には効果的です。とはいっても、他人には言わず、あくまで自分の心の中で「この状況なら仕方ないよ」「おまえはよくやっている、がんばっている」などと言い聞かせて、自分がこれから取り組むことについてのハードルを下げましょう。
 人間調子の悪い時もあります。不調から脱したら自分に厳しくやっていきましょう。

■「役割」を変えてみる
 大まかに、私たちは社会的な役割として下の5つのうちのどれかを演じています。
・ヒーロー…仕事ができ、周囲の信頼も厚いやり手
・殉教者…自分を抑え、人を盛りたてる補佐役
・問題児…実力不足なのに目立ちたいトラブルメーカー
・マスコット…周囲にかわいがられるマスコット
・ロストチャイルド…仲間に入らない一匹狼
 組織のなかでの自分の「役割」が決まっているというのは居心地のいいものだともいえますが、それが固定化されてしまうとストレスにもなります。そんな時は、あえて自分の役割を変えてみることで、新鮮な気持ちになり、人間関係や仕事で今まで見えなかった何かが見えるかもしれません。

■意外性を日常に持ち込む
 考えてみれば、新年が明けて仕事が始まってもやる気が起こらないというのは、再び普段通りの生活に戻ることへの拒否反応だともいえます。それほど私たちの生活には繰り返しやパターン化されたものが多く入り込んでいるのです。もしそうだとしたら、その日常を破ることで新鮮な気持ちを取り戻せるかもしれません。たとえば、いつもとは違う通勤経路をとってみる、一駅前で降りて喫茶店で朝食をとってから出社するなど、毎日のパターンを破る方法は無数にあるはずです。

 『1分間回復法』(松本幸夫/著、経済界/刊)には、心身の疲れとの付き合いかたや対処法がつづられています。休暇を取ったにも関わらず、新しい年が始まってからどうも調子が出ないという人は、心と体に蓄積した疲れに目を向けてみるべきかもしれません。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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