イタリア代表のキャプテンを務めるDFファビオ・カンナヴァーロは、UAEのアル・アハリと2年契約を結んだ。そのアル・アハリは、今度は同じイタリア代表のマルチェッロ・リッピ監督の招へいを望んでいると言われる。カンナヴァーロは自身とリッピ監督との“同時移籍”について、次のように語った。

「僕はリッピ監督の代理人じゃないからね…。記事は読んだけど、笑ったよ。彼が今後も指揮を執るつもりなのか、いつそうするつもりなのか、僕は知らない。僕は僕の選択をしたということだ。変化を必要としていたからね。彼がどうしたいのかは知らないよ。僕が説得しなきゃいけない人なんていない。彼はまだ決めていないんだよ。ドバイは暑いし、海もある。彼にとってはアドバンテージになるかもな…。僕は彼に来てもらいたいよ。でも、今は考えるべきもっと大切なことがある」

「僕がドバイへ行くのは、今年の1年間を経て、僕と家族にとって変えることが正しいことだったからだ。イタリアに復帰? いや、ないね。僕は37歳だし、もうそれは考えない。外国での経験は人を豊かにする。僕はもう経験があるんだ。もちろん、代表のことはなつかしくなるだろう。でもとにかく、跡は残したと思うよ。代表は常に特別なんだ。ピッチに出て、国歌を歌えば、両肩に国全体を感じるんだよ」

「それに、ユヴェントスでのシーズンが影響したことは否定しない。勝つためにスタートして、うまくいかなければ、とても残念なものだ。ただ、ここ代表で“ユーヴェ症候群”の話はしないでくれ」