【韓フルタイム】消えた「サムスンのケイタイ爆発事故」の記事…ネットでは隠蔽説が浮上
先日、サムスン電子が製造したケイタイが破裂するという事故が、米国で発生した。これは米国のブログサイト「ギズモード」が15日に報じた記事により明らかになったもので、バッテリーが破裂してケイタイがメチャクチャになった写真と、破裂したケイタイの所有者による当時の状況についてのコメントなどが詳しく書かれていた。
それから2日経った17日、その事故を報じたギズモードの記事が、突如サイト上から消えていることが分かった。
韓国の「メディアオヌル」によると、ギズモードは15日にサムソン電子のスマートフォン「ローグ」を使っていた所有者が、車のシートから転げ落ちた携帯電話を拾おうと座席を前に倒し体を曲げた瞬間、目の前でケイタイのバッテリーが破裂したという記事を掲載した。
ケイタイの所有者は事故後、近くにある体育館ですぐに目の中に入った破片を洗い流し、病院で治療を受けたことが分かっている。この所有者は、「爆発の直前にケイタイから異常な音が出ていた」「故障したケイタイをサムスンが持って行ったまま返してくれない」と話したという。
韓国ではこのニュースが、個人ブログを中心に大きな関心を集め、一部の韓国メディアも約1日遅れでこれを報じていた。
しかし、ギズモードの記事が消えたのと同じ頃に、これを引用して報じていた韓国メディアの記事も、削除されたり他の記事に置き換えられていることが判明。ある韓国人ブロガーの指摘によりこれが判明し、ネットユーザーの間では「サムスンによる隠蔽(いんぺい)説」がささやかれはじめている。
この問題ついて「メディアオヌル」がサムスンにインタビューしたところ、「事故の本当の原因は、調査をしてみないと分からないが、(車の)シートレールに挟まって裂けただけのことなので爆発と見るのは難しい」とし、報道機関に圧力をかけた事実もないと答えている。
しかし、事故についての記事を掲載し、後に削除した「ファイナンシャルニュース」の関係者は、サムスン電子から電話があったことを認め、「外信に掲載された消費者の主張であるため、事実を確認することが必要だと考え削除した」と話したという。
ネットユーザーらは
「高容量のリチウムイオン電子は常に爆発する危険があると記事に書くべき」
「サムスンだけの問題ではないと思う」
「他のメディアが報じない内容を報じた『メディアオヌル』はエライ」
「事実かどうか分からないことを記事にすべきではない」
「外部衝撃だなんて信じられない。それにメディアも広告費のためにサムスンをかばうのか?」
とさまざまな反応を見せている。この問題を最初に指摘したブロガーは、記事が消されてページが表示されない画面をキャプチャーし、記事が削除されている事実をブログで証明している。そして「バッテリーの品質や爆発よりも、事故処理に対する企業の態度の方が問題」とサムスン電子の対応を指摘している。
参照:サムスン電子ケイタイ爆発記事が消える - メディアオヌル
(文:林由美)
■【韓フルタイム】とは……
【韓フルタイム】とは韓国に特化した情報を提供する媒体です。
韓国に詳しい専門の日本人記者が取材、執筆を行っております。
韓国中心の出来事をいち早くお届けできるように頑張っていきます。
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ケイタイの所有者は事故後、近くにある体育館ですぐに目の中に入った破片を洗い流し、病院で治療を受けたことが分かっている。この所有者は、「爆発の直前にケイタイから異常な音が出ていた」「故障したケイタイをサムスンが持って行ったまま返してくれない」と話したという。
韓国ではこのニュースが、個人ブログを中心に大きな関心を集め、一部の韓国メディアも約1日遅れでこれを報じていた。
しかし、ギズモードの記事が消えたのと同じ頃に、これを引用して報じていた韓国メディアの記事も、削除されたり他の記事に置き換えられていることが判明。ある韓国人ブロガーの指摘によりこれが判明し、ネットユーザーの間では「サムスンによる隠蔽(いんぺい)説」がささやかれはじめている。
この問題ついて「メディアオヌル」がサムスンにインタビューしたところ、「事故の本当の原因は、調査をしてみないと分からないが、(車の)シートレールに挟まって裂けただけのことなので爆発と見るのは難しい」とし、報道機関に圧力をかけた事実もないと答えている。
しかし、事故についての記事を掲載し、後に削除した「ファイナンシャルニュース」の関係者は、サムスン電子から電話があったことを認め、「外信に掲載された消費者の主張であるため、事実を確認することが必要だと考え削除した」と話したという。
ネットユーザーらは
「高容量のリチウムイオン電子は常に爆発する危険があると記事に書くべき」
「サムスンだけの問題ではないと思う」
「他のメディアが報じない内容を報じた『メディアオヌル』はエライ」
「事実かどうか分からないことを記事にすべきではない」
「外部衝撃だなんて信じられない。それにメディアも広告費のためにサムスンをかばうのか?」
とさまざまな反応を見せている。この問題を最初に指摘したブロガーは、記事が消されてページが表示されない画面をキャプチャーし、記事が削除されている事実をブログで証明している。そして「バッテリーの品質や爆発よりも、事故処理に対する企業の態度の方が問題」とサムスン電子の対応を指摘している。
参照:サムスン電子ケイタイ爆発記事が消える - メディアオヌル
(文:林由美)
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