スペイン最大のスポーツ紙MARCAは16日、フロレンティーノ・ペレス氏はすでにACミラン、カカー本人とも交渉を済ませ、カカーのR・マドリー移籍は合意に達したと報じた。契約年数は5年間で、移籍金は6300万ユーロ(約81億9000万円)としている。また、カカーは年俸800万ユーロ(約10億4000万円)だそうだ。

 もちろんこの移籍はペレス氏が会長に就任するという条件付きではあるが、6月1日の選挙で当選が決まれば、4日にはカカーの正式入団が発表されるとされる。さらに、背番号についてもすでに5番になると言われているが、これは今シーズン限りでユベントスへ移籍がほぼ確実となっているカンナバーロの背番号を譲り受けることになる。

 R・マドリーの背番号5は来季から幹部としてクラブに戻るとされるジダン氏がプレーヤー時代に付けていた番号だ。他にもゴヨ・ベニト氏、マノロ・サンチス氏など偉大なプレーヤーが付けた背番号をカカーが受け継ぐこととなる。
 
 この移籍で最後の問題となるのがカカーの代理人を務める実親へのコミッションだそうだが、カカーが来季R・マドリーの中心選手となるのは時間の問題だ。後は選挙当日、ペレス氏から直接、獲得選手としてカカーの名前が挙がるのを待つだけのようだ。

(スペイン通信)