今回の【どっちが勝ち組でショー】対戦カードは、真矢みき(45歳)VS天海祐希(41歳)。ともに宝塚の元男役トップスター。宝塚退団後、テレビに映画にCMにと、まさにいまノリに乗ってるアラフォーのふたり。もし職場の上司だったとしたら、あなたはどちらに叱られたい?!



これまで理想の女上司といえば、同じく宝塚出身の黒木瞳の独壇場であった。ここに近年名乗りを上げてきたのが真矢みき(45歳)と天海祐希(41歳)だ。

1998年に宝塚を退団した真矢みきが、広く知られるようになったのはやはり2003年に公開された「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」だろう。本庁初の女性管理官役として、小気味よいまでに強い女を演じ、観るものに強烈な印象を残した真矢。当時真矢みきという女優を知らなくても「宝塚の男役出身か?」と敏感に感じた人はいたのではないか。

宝塚退団後、数年は舞台やディナーショー、テレビドラマの端役などお世辞にも恵まれた環境ではなかった真矢。しかし、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」をきっかけにその凛とした存在感で一躍ブレイクを果たした。その後の活躍はご存知の通り。バラエティなどで見せる「天然のツッコミセンス」も意外な魅力だ。某アイスクリームのCMでナレーションを担当した際は、真矢の声からフェロモンが漂ってくるようであった。私生活では昨年末に、バレエダンサーの西島千博(37)と結婚。8つ年上の姉さん女房となるわけだが、トーク番組で真矢について「とにかくまっすぐで、素敵な人」と答える表情からは、真矢の女性としての魅力に西島のほうがぞっこんである様子がうかがえた。

さて、少し真矢を褒めすぎたか。ここで一方の天海祐希にご登場願おう。宝塚音楽学校に首席で入学。そのあまりの華やかな容姿に、当時の歌劇団の劇作家植田氏が、「お母さん、よくぞ産んでくださった」と絶賛したとのエピソードが残っている。

1995年に惜しまれつつ宝塚を退団したあとは、いわば鳴り物入りでテレビや映画の世界に進出していった。
幸先の良いスタートを切ったかに見えたが、なぜかヒットに恵まれず、退団後のような話題性もなくなり、次第にテレビでの露出が減っていった。

そんな折、思わぬ形で天海にチャンスが訪れる。2003年、同じ所属事務所の江角マキコが国民年金保険料の未払い問題で、実質活動自粛に追い込まれた。ここで事務所の研音が目をつけたのが、天海であった。江角とイメージのだぶる天海を江角不在時に積極的に売り出しにかかった。

事務所の狙いは見事的中し、2004年の「離婚弁護士」では、これまでのただきれいで強い女のイメージから脱却し、コミカルな演技もできる女優として一躍人気を確立した。

その後も「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」、「女王の教室」など次々にヒットを飛ばし、視聴率(数字)の取れる女優となった。昨年主演した「Around40〜注文の多いオンナたち〜」では「アラフォー」の流行語まで生み出した。

さて私生活であるが、一時期ロック歌手の吉川晃司 との交際が取りざたされたが、それ以外には浮いた話題が聞こえてくることがない。現在放映されている家電のCMで阿部寛と夫婦役で出演しているが、どうも夫婦という設定に無理を感じるのである。
それはなぜか。天海祐希には「女の色気」を感じることが難しいのだ。宝塚退団後、不倫をテーマにしたドラマなどにも出演しているがいずれも数字がとれていない。

離婚弁護士でも「夢はお姫様抱っこ」と自虐気味に言っているように、天海を女性としてお姫様抱っこができる男が現実の世界でもいるのであろうか。

天海にとって男性は友人であり、ときにはライバルであり、恋愛対象としての男性像がどうしても浮かび上がってこないのだ。

そうなると同じヅカ男役出身でも女性としてのフェロモンを発散している真矢のほうに軍配があがりそうである。
しかし、ここでの対決基準はあくまでも「理想の女上司」だ。職場で一緒に仕事をするとしたら、天海のほうが下心なしで取り組めそうではないか。若い男性社員がもし深夜の残業で真矢とふたりっきりだったら、仕事以外の妄想にとりつかれそうである。

ということで今回の勝負。軍配は天海祐希にあげたい。女性としての色気がないとか散々言っておきながら・・。と思われたら御容赦を。本企画はあくまでも編集部の独断と偏見に基づくもの。しかも記者も独身アラフォーの女性である。天海に軍配をあげたくなるもの当然ではないか・・。

(編集部:EmmaChu)

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