ユーロ08スイス・オーストリア共催大会は22日、準々決勝のイタリア対スペイン戦はオーストリアの首都ウィーンで行われ、0−0から延長前後半を戦い抜き、結局0−0の末に突入したPK戦でイタリアが2−4で敗れた。

イタリア代表のロベルト・ドナドーニ監督は「PKで敗れるのは非常に悔しい。全力を尽くした選手達のことを考えると失望感は大きい。しかし、試合後選手たちには『胸を張って大会を後にしよう』と伝えた」と語った。

一方、PKを失敗したMFダニエレ・デ・ロッシは「チームメート、監督、そしてサポーターに対して申し訳ない気持ちでいっぱいだ。PKの末に勝利を収めることができれば、素晴らしい大会となったのだが…。ボール支配率は若干スペインが上回っていただろう。チャンスも彼らの方が多かったように思う。しかし我々もトニとカモラネージが決定的なチャンスを作った。PKでの敗退は後悔が残るが、このチームはこれで終わりではない。監督もチームも非難される点は少ないはずだ。監督解任?そうならないことを願っている。今日の敗戦で監督が解任に追い込まれることになれば、非常に残念だ」と力なく話した。